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PAP PA-LA PARK クリエイションレポート No.6

大園です。

前回の橋本レポートの最後から解決をゆずられましたが、本当にいつまでたっても我々の立ち位置と進む方向は平行線で、ちっとも交わる気配がないなと思います。ときどき近づいたり離れたりはしますが。その距離感を推し量りながらやってきた10年で、それはこれからも変わらないだろうなと思います。

人間面白いもので、慣れることは慣れるし、新鮮なことはいつでも新鮮。その鮮度を保ちたいからこそ普段好き勝手やっていて、そこまでそれぞれのことに関与しないのかもしません。単に興味がないだけ、ということもあるかもですが。。。というわけで、解決せずどんどん複雑化していく方向に持っていきたいと思います、11年目のぱっぱらぱーく。

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さて、公園です。今回、吉祥シアターの中に公園の姿をつくるべく、舞台美術の中村友美さんとも打ち合わせを重ねていますが、そもそも公園ってどのように規定されているのか?日本の場合の行政的な基準が、国交省のHPに乗っていました。

以下、上記HPより引用。

〜〜1.設置の目的 公園を設置する目的は、人々のレクリエーションの空間、良好な都市景観の形成、都市環境の改善、都市の防災性の向上、生物多様性の確保、豊かな地域づくりに資する交流の空間の提供である。〜〜

なるほど。大きく分類すると都市のなかにある営造物公園と、自然の景観保護などのための自然公園に分けられる、とのこと。国立公園とかですね。

今回のイメージの出発点は営造物公園です。いつからあるのかわからない遊具、誰が捨てたのかわからない空き缶、夏のあいだだけ水を吹き出すじゃぶじゃぶ池。自分のなかの原風景とともに、今だからこそ感じれる公園の空間の意味性と、時間の体積からくる匂いみたいなものがあるなと思っています。

そもそも公園の思い出って千差万別ですが、私は幼少のころのひたすら砂場にお気に入りのおもちゃを埋めて行方不明にしまくったことと、中学時代にそれなりに騒ぎまくって警察のご厄介になりそうになったこと、ふしぎなホームレスっぽいおじさんと数時間話し込んで仲良くなったこと、などが思い出されます。

今回、作品作りにあたってはネット上の情報や、直接出歩きながら、いろんな公園の姿をレポートしていきます。不審者にならないように気をつけながら。。。

次回は札幌での創作拠点、天神山アートスタジオの公園、天神山緑地について紹介できればと思います。クリエイションの稽古環境に作品が影響を受ける気がしております。

ここまで。

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