PAP PA-LA PARK クリエイションレポート No.8
大園です。先週は各々東京と札幌でそれぞれのことをしていて、今週から橋本が東京に滞在して一週間のクリエイションです。私は家のことを粛々とやったり、積み重なった諸々の事務作業をしたり、リサーチと称して近所の公園や動物園に出かけて子どもと遊んだり写真を撮ったり、空間を眺めたり、振りや後世を悶々と考えたりしていました。もちろんオンラインでも稽古、もとい打ち合わせも。
さて、天神山、そして滞在したアートスタジオについて。さきの橋本のレポートで基本的なことは紹介されましたので、ざっくばらんの感想を。懐が広い場所だなと感じました。私は今回3人家族で滞在したのですが、アーティストも家族もふらっと訪れた公園の利用者もスタッフも、誰もがフラットにいて良い場所として存在している。レジデンス施設でもあり、発信地でもあり、かつ公園の休憩所としても機能している多層的な役割があって、そのバランスがすごくよくとれているなと感じました。
天神山緑地は、とにかく坂がものすごい。毎日がプチ登山です。アップいらず。
私の興味はつくづく場所と人ともの、つまり環境にあるなと思いました。今回もこのアートスタジオができる前の旧国際ハウスの成り立ちがものすごく気になって調べてしまったり、使い古されたキッチンのお皿の過去に思いをはせたり、公園を訪れている家族や友達の関係性を勝手に想像したり。
公園は、いろいろな人や場所の歴史や思いが積み重なる場所だなと感じます。ダンスも、見た人の記憶や記録とどこかで結びついて、その場で見て終わるのでなく、ふとした瞬間に思い出される記憶の一部のようになれればと思います。
今日はここまで。