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私のロックスター

今年の5/2を忘れていた
痛恨のミス。hideの命日。

先日何気なく流していたラジオから
若いミュージシャンが「僕のルーツはhideです」と言った言葉が聞こえて、耳が反応した。
そしてラジオから紅が流れた。

その後その若いミュージシャンが「hideのフロントマンとしての姿に惹かれた」
と言うコメントを述べていたんだけれども。

うっかり
「いやいやいやいやいやいやいやいや!!」
と、私は声を出してしまった。
隣で夫が「え?褒めてるじゃん?!」
「なに?なにが違うの?」
って仰天した顔でわたしを見るから。

いや。違う訳じゃないんだけれども。
ないんだけれどもよ!!!!
彼の本当の才能はプロデュース力と再現力と
人の才能を開花させるところ!だと!おもう!!と、夫に力説してしまった。

「よしきは絶対世界に出る男だから」と言って
hideは、かなりよしきをサポートしていたし、
ソロになってからも
自分のバックバンド(と言われてる)人達に
「全員ステージの前まで出て好きにやれ」と言って、自分より無名だったミュージシャンの
それぞれの良さを表に引き出してた。
みんな水を得た魚の様だった。
彼は「どんな事があっても絶対大丈夫」を万全に引き受けていた様に私は見えていた。

後半は随分ヴィジュアルが変わったけど
専属のヘアメイクさんに
「君が思う1番かっこいいhideに仕上げて欲しい」って言っていた。と、読んだ。
PVも監督を信頼して丸投げしたと言っていた。

彼は猛獣使いと呼ばれていたけれど
その意味は「プロデュース力」みたいなものなんじゃなかろうか。ぴったりの言葉は見当たらないけども。相手を信頼して委ねる事で、受け手は安心してポテンシャルを発揮する。それを受け止めて貰えるし否定せず率直にレスポンスをくれる安心感が、より受け手のクリエイティビティに火をつける。
信頼とポテンシャルアップを同時にやってのける。「猛獣使い」がやっぱり1番ぴったりかも。

あと職人ではなくプロデューサーだと思わせるのは自分を俯瞰する力。
自分の作りたい物のコアだけを見つめて
周りのニーズに自分を寄せていけるキャッチーさとブレない軸のバランス。
変えていい所と変えられない部分が明確。
フィードバックを的確に捉えて、いい意味で自分像をどんどん壊していく人だった。職人にありがちな「俺はこうだから」という頑固さは微塵も見えなかった。
それでも確かに揺るぎない「コア」がある人だった。

ももこ調べ的には
猛獣使い度トップがhideで
次点は私の友達ちこさん。
そして、不思議な魔法学校の女校長と
ダンブルドア。

3位が夫。残念ながら夫は3位笑
夫はももこの事だけしか操縦できないから3位。
いや操縦じゃないなあ。
まあいいや。

と言う話を夫に延々と力説したGW。

話しながら「あれ。私は猛獣使いに憧れてるけど、この流れだと、私は猛獣の方なのでは?」
「いやいやいや」
ん?
と思ったけど、まあいいや。
猛獣ではないと思うけどなあ…。

とにかく命日を忘れていて悶絶したという話。
私の永遠のロックスターです。
RIP🎸

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