推しの概念を形にしてもらった体験談。
読んで字の如くです。まあまあ長いです。
ある日、Twitterにて下記のような呟きを見つけまして。
なんだろうこれは…とても楽しそうじゃないか…( º言º)と、俄然興味が湧きました。合わせて、実際に作ってもらった方々のレポート・エピソードなども多数拝読。
一通り読み終わってから、それじゃあ、自分が推している選手をイメージしたアクセサリーも作ってもらえるんだろか?と考え、ああもうこれはぜひ足を運ぶしかないのでは???と一人で勝手に盛り上がった次第。
そして思い立ったが吉日、商業施設内で開催されていたオーダー会へえいやっと足を運んで参りました。
(勿論、感染対策はしっかりと)
で、当日の模様。
正直言うと頭の中ではだいぶ漠然としたイメージしかなく、そもそもブレスレットがいいかネックレスがいいかという形状自体が決められていない状態でした。なので、作家様との対話で少しずつイメージの詳細を詰めていくことに。
結果として、この「詰める」作業がめちゃくちゃ楽しかったんですね個人的に。
最初の時点で、個人的に応援している選手をイメージしたアクセサリーを作ってもらいたいこと、そしてアクセサリーの形状については迷っていることをお話をしたのですが、作家様から「応援するということであれば、その際自身の視界に入るものの方がいいのでは」と提案を頂いて、形状はブレスレットにすることに。
確かに、ネックレスだと観戦中は自分の視界に入らないし腕につけていた方が目には付きやすい…。
こちら側からは、頭の中にある情報(選手ご本人のプロフィール、成績、チーム内での立ち位置、これまで成し遂げてきた功績…など)を伝えました。一方で作家様は、こちらが話す内容に耳を傾けつつ手元で鍵となる単語やフレーズなどをノートへ書き留めてくださっていました。万年筆が素敵だったな…。
話の途中、絶対に使いたい色として赤色をこちらから提示。普段選手ご本人が使っている用具の一部に赤色が含まれているのと、応援歌に「炎」という単語が使われているところから、何らかの形で入れたいなと思っていたので。
話が一段落したところで、まずはチェーンの提案を作家様からして頂くことに。
「輝かしい成績を残している」というイメージから、色は金色を提案されまして。この時点でドンピシャ過ぎて、早速心の中でガッツポーズしてしまった。また、「成績の部分を鑑みて、細いよりかは存在感のあるもの(太いものや、輪っか一つ一つのサイズが大きめのもの)はどうでしょう」とも。ああ…すごいすごい…などと内心テンション上がりつつ、色々なチェーンを見せて頂く。中でも、バットから連想して細長い形状のチェーン、ボールから連想して正円の輪っかのチェーンを作家様からそれぞれ提示してもらった時に、こ…これだ…!!と自分の中でビビビっと来る感じがして、その2種類のチェーンの使用を確定。
次に、留め具近くに配置するビーズの選定へ。「チームカラーは何色ですか?」と作家様から問われたので、オレンジと黒、と回答。その色のビーズを提示して頂き決定。
この時、選手ご本人が先日開催された東京オリンピックに出場して金メダルを獲得したことを伝えると、それを反映した小さいパーツを一緒に配置してもらえることに。
それからメインとしてあしらうビーズ・石の話題になり、「赤色っていっぱい種類があるんですよ」と作家様から言われながら提示されたものの数々が凄かった…圧倒されてしまった…。個性的な海外製ビーズから、輝きがとにかく美しいスワロフスキーガラスや鉱石など、本当に多種多様。
作家様からは「赤は赤でも、1種類の色だけではなくて色味がやや違うものを複数並べてみるのもいいですよ」と説明を頂いたので、様々なビーズや石で並び順を検討。ああでもないこうでもないと悩んだ後、最終的にはチェコ製のガラスビーズを中央に据え、その左右をベネチアンガラスビーズとガーネットで挟む形に決定。
個人的には、中央のガラスビーズがめちゃくちゃストライクゾーンでして…まさにド真ん中ドンズバもの。形状がユニークだし、ガラスの一部表面に塗装が入っているせいか光が入った時の輝き方が不思議な感じ。鮮やかな赤味を見せる時もあれば、色のトーンが落ち着く時もあり、自分が抱いているイメージと合うなあと思った次第。
使用する各種パーツなどが全て決まった時点で金額を伺い合意後、制作して頂きました。その後、実際に身につけてみて全体のデザイン確認や長さの微調整をして完成!
出来上がった際はとっても嬉しくて、マスクの下でニヤニヤが止まりませんでした…。こういうご時世だからだけど、いやほんとマスクしていて良かったな。
すごいなあ、自分が応援し尊敬する推しをこういう形で見事に具現化してもらえるとは…と、ひたすら感動しきりでした。
ちなみに、最後はパッケージに入れてお渡しして頂いたのですが、チームカラーでのラッピングをして頂けて心の中で号泣しました。
こちら側の思考がふわふわしっぱなしだったにも関わらず、作家様は細かく丁寧にモチーフやパーツの提案・説明をしてくれたので、本当に感謝感謝です。
話を通じて頭の中のイメージがどんどん輪郭を得て、はっきりとしたものになっていく…しかも目の前で形になるという感覚・体験は、本当に最高です。たまらんです。今回、オーダー会へ足を運んで良かったと心から思います。
例えば「〇〇選手が好き!」というファンが大勢いたとしても、それぞれが個人的に好きな点・注目している面・抱いているイメージなどは、各ファンによって違いが見られるかと思います。なので、同じ選手を想定してアクセサリーを作ってもらったとしても、モチーフやデザインはそれぞれの嗜好・感性が反映されてまた違ったものになるんじゃないのかなと自分としては考えてます。
この世に一つだけの、自分の「好き」を詰め込んだアクセサリーを作ってもらえるなんて、最高of最高ですね…。
オーダー会の開催予定や詳細については、作家様のTwitterを是非チェックしてみて下さい。
個人的には、短文に合わせたアクセサリーを制作する「さみしいなにかをかくシリーズ」も琴線触れまくりですごい好きです。おすすめです。
以下余談。
実際に身につけて何度か現地観戦したのですが、得点稼いだり通算記録達成したりする姿を間近に拝めたので、もはや観戦時のお守りみたいな存在になってます。
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