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【我が子に伝えてきたこと 41】仮想通貨にも投資してみよう!

FIREを目指す若者にふさわしい投資の王道は、株式投資と不動産投資だと思っています。これについては過去に何度もお話ししてきました。ですが、もし余剰資金があるならば、その一部を仮想通貨にも投資してみましょう!

仮想通貨にも投資してみよう

卵は一つのカゴに盛るな!

誰もが知っている投資の格言ですね。「特定の商品だけに投資をするのではなく、複数の商品に投資を行い、リスクを分散させた方が良い」という教えです。

FIREを目指す若者にふさわしい投資の王道は、株式投資と不動産投資だと思っています。そしてお勧めする株式投資の手法は、株式インデックスへの毎日積立。しかもBuy and Forgetを強く推奨しています。
この方法だと、いったん証券口座で積立設定をしてしまえば、あとはやることがありません。毎日株価を気にする必要がなくて良いのですが、その反面、何とも退屈な投資方法です💦

そこで、もし余剰資金があるなら、仮想通貨にも投資してみましょう!
大切な「卵」を、他の「カゴ」にも盛るのです。

仮想通貨はボラティリティーが非常に高いし、投資したお金が一瞬でなくなることもあります。逆に大バケして、一気に「億り人」になる可能性を秘めているのも仮想通貨。余剰資金があるならば、その一部を仮想通貨に投入してみるのも大いにアリだと思います。

仮想通貨への投資を始めると、最新のテクノロジーに触れることができます。また、世の中の動きにとても敏感になります。これは主軸である株式投資や不動産投資にも大いに役立ちます。

また仮想通貨の値動きがあまりにも激しいため、ボラティリティーに対する免疫ができるという効果もあります。株式が暴落したとしても「なぁーんだ、その程度か。仮想通貨の値動きに比べたら大したことないじゃん!」と思えるようになるのです🤣

投資額は人それぞれでしょうが、総投資額の5%以内に留めておきましょう。先に話したとおり、仮想通貨は一瞬で価値がゼロになってしまうことがあるからです。不幸にもそうなってしまったとき、総投資額の5%であれば、株式投資や不動産投資を通じて、1年以内に回復できる規模の損失です。

王道はビットコイン!

仮想通貨と言えば、やはりビットコインでしょう。仮想通貨に投資する金額を100とするなら、そのうち90はビットコインでOKだと思います。

第2位のイーサリアムも非常に良いのですが、イーサリアムの価値は、スマートコントラクトというテクノロジーに裏打ちされた価値です。ですがテクノロジーは日進月歩。イーサリアムより優れた新しいテクノロジーは近い将来必ず出てきます。一瞬にして新しい仮想通貨にその地位をとって変わられる可能性があるわけです。

その点、ビットコインはデジタルゴールドと言われるとおり、人類史上初の仮想通貨として、テクノロジーだけでない確固たる地位を確立しています。昨今のコロナ禍やウクライナ侵攻で、その位置づけはますます強固になりました。

資金の一部は有望な10~20銘柄に投入せよ!

仮想通貨に回せる資金の90%はビットコインに投入するとして、残り10%はどうしたら良いでしょう?
現時点において約7000種類の仮想通貨が存在しているそうです。その中から一つだけを選ぶのは至難のわざ。先ほどお話ししたとおり、一瞬で価値がゼロになる可能性もあるので、10~20種類の仮想通貨に分散投資すると良いと思います。

例えば10銘柄に分散投資したとしましょう。そのうちの一つが10倍になったとしたら、他のすべての価値がゼロになったとしても、元本は確保できます。仮に100倍になったとしたら、全体のパフォーマンスは10倍です。仮想通貨の世界では10倍は普通にあります。100倍だって決して珍しいことではありません。

時間をかけてじっくりと銘柄を選び、大きく化けることを期待して待ちましょう!
退屈なインデックス投資のかたわらで、こういったエキサイティングな投資を行うのもアリだと思います。

デイトレードはするな!

ただしデイトレやそれに近い短期売買をやってはなりません。本業に支障が出るからです。毎日積立を選んだ理由は、株式投資による精神的ストレスを最小化するためでしたね。にもかかわらず、仮想通貨の値動きが気になって本業がおろそかになったのでは、元も子もありません。

仮想通貨も基本はBuy and ForgetでOK

でも、インデックスではなく「仮想通貨の個別銘柄」を買っていくことになるので、ファンダメンタル分析やテクニカル分析など、それなりのチェックは必要です。

レバレッジはかけるな!

預けたお金を担保に「預けた金額以上の取引」を可能にするのがレバレッジ取引。仮想通貨で行うことも可能です。現物取引より大きな利益を狙えるのですが、その一方で、損失のリスクも大きくなります。

仮想通貨はボラティリティーが非常に高くて、一夜で10%も20%も価格が変動することがあります。ただでさえ変動が激しいのに、さらにレバレッジをかけたら、普通の人は枕を高くして眠ることができなくなります。悪いことは言いません。レバレッジをかけるのは、やめておきましょう。

草コインはやめておけ!

草コインとは、時価総額が低く、他の主要な仮想通貨に比べて投機性の高い通貨を指します。 たいていが0.001USD以下なので、少ない資金で大量に購入することができます。そして一発当てれば100倍はおろか、1000倍、1万倍なんてことも過去にはありました。夢のある投資法であることは間違いありません。多くの億り人を生み出したのも草コインです。

ですが、多くの億り人の陰で、屍(シカバネ)となっている人が、その何百倍、何千倍もいることを決して忘れてはなりません。大切なお金を99%の確率でドブに捨てても良いという覚悟がない限り、草コインには絶対に手を出してはなりません。

インフルエンサーと呼ばれる人たちが「爆上げ、爆上げ!」と連呼している仮想通貨は、まず疑ってかかってください。Youtubeの派手なサムネも怪しさの象徴です。芸能人の名前があがっている仮想通貨は、怪しさマックスですぞ。それでも突き進みますか?

日本人だけで盛り上がっているコインは危険!

仮想通貨の中には、海外でまったく見向きもされていないのに、日本人の間だけでやたらと盛り上がっているものがあります。YoutubeやTwitterで派手に取り上げられている仮想通貨です。共通しているのは、技術的な根拠がまったく説明されていないこと。

ひたすら「熱い!熱い!」を連呼して、素人をかき集めている動画にはくれぐれもご用心。99%は詐欺です。他人の養分になるだけ。

レンディングもやめておけ!

仮想通貨のレンディング(貸し仮想通貨)とは、口座に預けている仮想通貨を第三者に貸し出して、利息を得る手法のことです。銀行預金に金利がつくのと同じ理屈です。口座に預けておくだけ。自分で取引をする必要がまったくないのでお手軽です。しかも5%や10%といった、昨今の銀行では考えられないような高金利のものがあるので、飛びつきたくなる気持ちもわかります。

ですが、よーく考えてください。預け入れる口座はどこにありますか?
銀行ではありません。仮想通貨の取引所です。だいぶ前にも書きましたが、仮想通貨の取引所は街中にある小さな両替所と同じだと思ってください。そこにあなたの大切なお金を長期にわたって預けますか?
お金を預けた取引所に強盗が入ることもあります。ある日突然つぶれてしまうことだってあります。銀行とは違うので、1000万円の預金保護もありません。

レンディングも危険です。やめておきましょう。
シンプルに値上がり益だけを狙えばよいのです!

まとめ

FIREを目指す若者にふさわしい投資の王道は、株式投資と不動産投資だと思っています。これだけで十分にFIREできます。でも余裕資金があるならば、仮想通貨にチャレンジしてみるのも良いと思います。今後も右肩上がりが見込めるからです。また、とにかく動きが激しいので、世の中の動向に敏感になります。

そんな仮想通貨に投資するにあたって、大事なことは以下の7つでしたね。

7つの心構え

● 王道はビットコイン
● 資金の一部は有望な10~20銘柄に投入せよ
● デイトレードはするな
● レバレッジはかけるな
● 草コインはやめておけ
● 日本人だけで盛り上がっているコインは危険
● レンディングもやめておけ




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