『ドライブマイカー』観た!

この映画に出てくる赤いサーブのコンバーチブル、ライターの火でつけるタバコ、レコードでの音楽鑑賞、カセットテープで再生するカーステ、むき出しのコンクリ建築などなど80年代のアイコンめじろ押し。音さんとはステキなお名前。多国籍の人物が出演する魅力的な舞台。さまざまな言語行き交うセリフ合わせ。そんな言葉を超えたところで繋がる人たち。言えないこと、できないことの確認。理性と本能のはざまで避けてきたことの再確認。進んでいるかのような場面。と同時に繰り返される台本中のセリフとともに過去へと引き戻されるトリガー。ストーリーの背景を越え、観ているひとりひとりへ多面的に刺さる。単なる懐古主義ではなかった普遍的お題「生き続けること」の壮大さ。2022年に目覚めた多くの私達にしっくりくるおすすめの一作。

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48歳から人生の本編スタート。「生きる」記録の断片を書く活動みならず、ポエム、版画、パフォーマンス、ビデオ編集、家政婦業、ねこシッター、モデル、そして新しくDJや巨匠とのコラボ等、トライ&エラーしつつ多動中。応援の方どうぞ宜しくお願いいたします。