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10/6/2022
この月曜の夜にズームで行われた詩の朗読会のビデオが、スポンサーだったフラッシングにある美術館のアカウントからYouTubeにあがった。今回の見出しがその動画。このイベントのウェブページの方には各アーティストの自己紹介も掲載されている。そのリンクは下記の通り。https://www.lewislatimerhouse.org/events/corpsepoem 今日のニューヨークにはまた暑さが戻った。ブルックリンのウィリアムスバーグに位置するバイト先の日系食材店『みどりや』の店の横に二つの店舗が並んでいる。そのひとつは猫専用のシェルター。ネズミが発生した時、そのシェルターから借りてきていた猫の話は度々聞いていた。座頭市のような鋭い目つきで、人間を威嚇する態度が、まるで反社のよう。そのうえに凶暴なので、なかなか貰い手がつかず出戻りしていたこの猫。先週、おじいさんに遂にもらわれて行ったと、マネージャーであるのりこちゃんから聞いて、感銘を受けた。 「捨てる人もいれば、拾う人もいる」ということ。 その延長で誰でも「毎日死んで、毎日生きる」と考えてみた。日々起こることに影響されず、その猫にとっては、ただの場所替え。にもならない。こうしてストーリーを作っているのは人間だけ。そう考えれば、昨日した失敗も怖くなくなる。一部始終を記録したイベント動画の内容を振り返り、うまく立ち振る舞えなかった自分を反省しようとしたが、そんなムダなことこそ、もうやめにしよう。 後悔するよりも次に何が自分にできるのか。 焦点を合わせて行動力を鍛え続けるのみ。 仕事帰りに寄ったスタジオで、今、書いている。チェックするハズのターンテーブルのノイズの原因も、トーマスとのコラボ用のカセットテープ作りも始めていない。現在、1ドル144円以上になっている円安も押して、数カ所の日本のサイトから7インチのレコードをチェックするのみに没頭した。おかげで沢山の新しい音と出逢えた。 カズミちゃんからもご主人のナオさんのバンド『FAITH NYC』のライブのお誘いがきた。このご夫婦には、過去に「911トリビュート」関連でのパフォーマンスのプロジェクトにもコラボで参加してもらっている。壊れたミラーボール直しも手伝ってもらっている最中なので、来週辺りにはピックアップしにお邪魔したい。 そろそろ朝3時半、帰宅の準備に入ろう。
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10/4/2022
今日はeBayのチームと電話で商品が見つからないことを相談し、解決を見出すことができた。スティーブンが仕事休みで、早朝から雨のなか鳥を見に出かけ、昼には帰ってきた。もう一つ売れていた商品を郵便局へ持っていく際に、彼からコーヒーを頼まれ、ダンキンドーナツでブラックコーヒーのラージサイズふたつとハーフダズンのドーナツを買って戻ってきた。 ロンドンのアダムから明日か明後日に電話で話せないかと連絡がきた。先二日間は仕事で、金曜も予定があるので今日ではどうかと返答した。 私がターンテーブルのトーンアームの高さを調節したことで、ブライアンに直してもらった配線が緩んでしまったのではないかと彼に動画と写真付きで相談した。すぐに返答が来て、2、3項目のチェックをまずするよう教えてくれた。明日仕事帰りにスタジをによって確認しよう。 そして夜の7時半から近所の映画館へ観に行ったのは、この動画にあるデヴィッド・ボウイの『ムーンエイジ・デイドリーム』。この映画館、火曜と木曜にチケットを半額。この映画のこの時間帯の雨のなか足を運んだのは私達だけ。やはり経営困難なのか、以前は置いていなかったビールを売り始めていた。ポップコーンのラージサイズと共に、背の高い缶ビールを各自2本づつ飲んだ。おかげで途中、席を立たってトイレに行くのと眠たくなり、集中できなくなって残念。 どんな映画かまったく予習せず挑んだが、思いがけずの良い収穫に恵まれた。今の自分がなりたい私を、デヴィッド・ボウイは既にもう50年以上前から今日以上の少数派として「ノンバイナリー」をやっていたのだ。 そう考えるとあらためてその存在自体にあっぱれ。