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散歩と想う日。

久しぶりの投稿です。
心と体と時間がリンクしない日々がずーっと続いています。
やることが多く、毎日何かに追われている。
幼い子供、反抗期の子供、家族のこと、仕事、自分の勉強・・・
そして休む時間。
全てがいい具合に噛み合わず、ずっと焦って躓いている日々。
今年の半分がそんな日々です。

数日前、ふとカレンダを見ると6月25日に目が止まりました。
あ、今日は母の誕生日だ。
母に会いに行こう!
家族でお墓参りにいこう!
と予定を立てると、
下の娘が大流行のヘルパンギーナに感染してしまい遠方にあるお墓に
電車を乗り、独りでいくことになりました。
祖父祖母のお墓と同じ場所に母も眠っているので、今日は久しぶりに幼い頃から母と一緒に通った電車に乗り、独り小旅行に出ました。

久しぶりに最寄りの駅から西武新宿駅からへ行き、小平へ。
小平はとても大きな霊園があり幼い頃は怖い駅、
という印象がありました。
大人になり、先祖を大切にすることを母に教わり、
今は自分がそれを実践せねば!という決意のもと、お寺に向かいしました。

母、父、祖母に語りかけていると自然と涙が出てきました。
そして、なんか背負っている何かが、スーッと抜けていくのを感じました。
「また来るね」
とお寺を出て、次は母方の祖父祖母が眠る霊園へ。
遊歩道があり、それに沿ってかなり距離を歩きました。
この道は母とよく二人で歩き、人生のことを語り合い、木々花が大好きだった母が色々と四季の植物を教えてくれた場所です。
今は紫陽花がきれに咲き、とうもろこし、菜葉、なす・・・夏野菜が多くで実をなしていて、マスクを外す日常になった今、自然の香りを感じました。

ヘッドホーンで聞こえる音楽を遠く感じ、母の語り声が聞こえてくるようでした。
今日、娘たちときたかったな・・・
とふと我に帰ると、途中会ったじゃぶじゃぶ池で元気に遊ぶ子供たちの姿を思い、しっかりしないと。と呟きました。

お墓をしっかり洗い、拭き、先祖へのご挨拶をすませ同じを道を戻る道中、天国に逝った母との日々が自分の生きるヒント、支えになっているんだなーと実感しました。
きっと母も、祖母祖父から同じように先祖を大切にすることをしっかり学んだと思います。
私も、娘たちにしっかり受け継いで行かねば。と考えると元気になりました。
焦らず、日々やることを淡々とこなしていけばいい、ですね。
家族の笑顔のために、自分も笑顔でいないとな、と。

自宅を出る時に、反抗期の娘と言い争いをしました。
その娘も反省し、今日はママがあげる天ぷらを食べたい!
と連絡がきました。
夏野菜たっぷりの天ぷらをいつも通りおいしく揚げて、みんなで食卓を囲みながら家族の今日感じたことを話ししてみます。

今日歩いた遊歩道は、蛍が飛ぶそうです。
娘と見たいな。


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