寝ぼけ月

やうやうと
 そらに消えゆく
  寝ぼけ月
   我寝たる間に
    君何をせん

〈意訳〉
だんだんと明るくなっていく空に消えていく月はまるで夜更かしをして寝ぼけているようだなあ。
私が寝ている間に一体何をしたというのだろう。いや、何もしていない。
しかし、私は君が寝ている間に様々なことをするのだよ。

〈背景〉
2月に書いた和歌です。
多忙の中で疲れが溜まっていたときに詠んだような気がします。
朝ふと空を見上げると白い月がまだそこにありました。
それを見て、あいつは一晩中みんなのことを見ているだけで何にもしてないだろうな、暇でいいなあああと思ったのです。
しかし、今思うと「我」と一文字あるせいで漢文口調に見えてしまうような気がします。
今後に活かしたいです。

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