ミーハー読書家になりたい

話題の本を、旬なうちに読みたいと思うけれど、
積読書の多い私は、なかなか追いつけずにいる。

気になるなら、落ち着いたときに読めばいいのかもしれない。
それで満足することもある。

だけど、流行りの本は、そのときの社会問題が気持ちよく言葉に綴られていることがあって、旬なときに読むからこそ心に響く側面もあるのだ。

話題になっている時期ほど、さまざまな属性の人たちと感想を交わし合える。普段すれ違うはずのない人とSNSを通して交流できるのも、お祭りみたいで楽しい。

他のことに関して、流行りものをあまり追いかける気にはならないのだけど、こと読書となると違うみたいだ。

流行りの本は、作品自体の面白さだけではなくて、
社会の関心事や多くの人が抱えている悩みが垣間見えるのも魅力だ。

みんな自分と同じようなことで悩んでいるんだな、と知れると勇気が湧いてくる。この感覚を他の人にシェアしたら、誰かの慰めになれるんじゃないかとも思える。

これは、話題作に飛びつくからこその体験だ。
だから私は、ミーハー読書家になりたい。