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あなたと会えるのは今日で最後かも

「この人と会えるのは今日で最後かもしれない」
と思って、人と接している。

大げさだと思われるかもしれないが、
実際にそうなることって私たちが思っているよりもある。

突然の事故や病気で死別することもあるだろうし、
不快な気持ちにさせてしまってお別れになることもあるだろう。
理由はなくてもそのまま会わなくなることだってある。

いつでも会えると思って、後悔した経験が私にはある。
だから、今日で最後だと思って人に会う。


最後だと思うと、愛と感謝を伝えやすくなる。

好きだな、嬉しいな、楽しいなと思っても、
思いが一方通行だと気味悪がられるんじゃないか
と伝えるのをはばかってしまうけど、

最後だと思うと、
相手を信じて、伝えたい気持ちを優先させてもいいか
という気になる。

気持ちを伝えてみるとわかるのは、
自分が思っている以上に、言葉にしなければ伝わらないということ。

たいていの場合、相手が想像以上に嬉しそうな反応をしたり、
「そんなふうに思ってくれてたんだ」と意外がられたりする。

気持ちを伝えないままにしていることの後悔は、
相手をどれだけ大切に思っているか伝わらなかったことの後悔なのだろうな。


昨年は、予想外の悲しいお別れがあった。
「元気にしているかな」「あのときみたいに一緒にお酒を飲みたいな」
と思ったときに連絡をとってみればよかった。

結果は変わらなかったかもしれないけど、
気にかけている瞬間があったんだよと伝われば変わったこともあったのかもしれない。

少し疎遠になってしまった人との連絡のとりどきって難しいけど
「元気にしているかな」と思い出した瞬間が
メッセージを送る最良のタイミングなのだろう。

「会えるのは今が最後かもしれない」と思うことも心にとどめておきたい。

今年は大切な人に、会いたいと思ったとき、たくさん会いに行きたいな。

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