定型じゃないかもしれない。
今までさんざん性格の問題とかだらしなさとか指摘され
努力不足をとがめられ人は離れていった。
病院でたくさんたくさんテストしたところで「初見あり」といわれたものが「判断された」とイコールなのかはわからない。
ただ、処方された青い薬を飲むことで散らかった思考はまとまりやすくなった。遅刻も減ったし、会議で変な空気になることも減った。 関係ないかもしれないけど映画の最中にトイレに行きたくなることも減った。 映画を途切れることなく最後まで見れるようになった。
薬を飲むことをとがめられるととても不安になる。
ただ、自分自身、一生飲み続けなくてはいけないのだろうか、とも思ってはいる。
自分の症状をカミングアウトすることが、他者へ気遣いや配慮を強要していると言われるとそうだと思う。
相手に配慮はしたいし、努力は自分なりに頑張ってきたつもりだった。
新しい職場や環境へ行っては人間関係に悩む。
はじめは期待されたり評価されても途中から落胆する表情に変わり、信頼を失っていく過程が手に取るようにわかる。 任された仕事がどんどん離れていく。
よくも悪くも目立ちやすいためスケープゴートになりやすい。 陰口を言われているのは気のせいではないと思う。 踏み台にして利用しようとする人間、人のせいにする人間、成果を取り上げる人間のあまりの多さに驚く。
利害関係なく大切にしてくれる人がいることもわかっている。 愛情や優しさ気遣いを惜しみ無く提供してくれる人もたくさんいることも知っている。
そういった人たちから受け取ったものを大切に暮らしたいのに、一部のどす黒い攻撃や感情にすぐ脳内が引っ張られ支配されてしまう。
そうなると周りすべての人の考えがわからなくなり混乱する。
子どもの頃の私は「成績のいい宇宙人だった」らしい。
冗談で言っているのかどうかはわからない。 悪意を持っていないことはわかる。 その証拠にいまでも仲良くしてくれる人はたくさんいる。
ただ、普通に過ごせていたと思っていた。 そのためにたくさん努力していた。 ただ、混乱はしていた。
やっぱり
定型じゃないかもしれない。
サポートいただけた場合、コーヒー代と次の心のエネルギーとさせていただきます。 次を書きます。