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健康でないと人は救えない。

これまでアルバイト先で起きたことをnoteに記してきたが、今回はアルバイト仲間と行ったある場所で起きた出来事を記していく。

健康でないと人は救えない。

私のアルバイト先はある大きな商業施設に入っている。そこでは3ヶ月に1回ほど献血ルームが作られ、献血を呼びかけている。

ある時、バイト仲間2人が

献血行こか〜。

とカフェに誘うノリで献血に誘ってきた。
私は初めての献血ということもあり、ドキドキと人の役に立つ!という喜びでいっぱいだった。

部屋に着いて、着々と準備は進められていった。経験者2人はドンドン進み、遅れながらも私も問診まで来た。
そしていよいよ最初の血を抜く瞬間が来た。
ヘモグロビン濃度測定!

久しぶりの注射ということもあり心臓はバクバクであったが、思っているほど痛くない。
あぁ大人になったのだなぁと感心していた。
これなら本番でもきっと大丈夫だな、とやる気満々。
しかし看護師さんから告げられた言葉は、

ヘモグロビンの数値が低いねぇ。

ヘモグロビンの数値低い?何を言っているのか分からなかった。気づけば問診をしてくれた医師の前にまた座らされた。

献血はヘモグロビン濃度の値が女性の場合200mL献血で12.0g/dL以上、400mL献血で12.5g/dL以上ないと受けてはいけない。
しかし私のヘモグロビン濃度は9.6。
医師は女性は生理もあるから貧血になりやすい。小松菜やレバー食べてくださいと言われた。

私はあまりの衝撃に一瞬頭が真っ白になった。
そのままバイト仲間に別れを告げ、帰る電車に乗った。

今の私は誰も救えない。

思い返せば、お風呂上がりは必ず立ちくらみ。バイトで品出しのために座って立ち上がった瞬間立ちくらみ。
貧血の症状めちゃくちゃある。
健康だと思っていた。私の血で人を救えると思ってた。だけど今の私は自分の健康さへ危険だ。

家に帰って家族にこの出来事を説明した。
母親は鉄分が多く取れる食材を買って作ってくれた。鉄分の多い食事、鉄分の入ったジュース。色々試している。

あれから4ヶ月。まだ私は献血ができない。
それでも今の目標は今年中に献血に行く!だ。
それまでに私の体の中を鉄まみれにする。

健康でないと人は救えない。

自分自身が健康でないと人は救えない。

今年私は健康になって献血に行く。誰かを救うために。