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余裕のある生活を送る No.2

前の記事の続きです。

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僕は余裕を持てるようになってから、いいことばかり起きていると感じています。余裕を持っていると、仕事でも生活でも、パフォーマンスが格段と向上します。

01. 余裕を得る方法

では、どのようにしたら余裕が持てるのでしょうか?
今日は、僕が経験から考えた方法をご紹介します。

結論から先に言うと、
「ルールを自分で作ること」でした。

例えば、僕は一昨年から一人暮らしを始めました。

02. 一人暮らしの例

一人暮らしなんて、まさに自由そのものですが、全くのルールなしだと崩壊しますよね。部屋なんて片付ける場所を決めておかないと、直ぐに物が散らかってしまいます。まあ、これはエントロピー増大の法則から当然なのですが…。

実は、このような話は家の中だけではないのです。

同じようなことが、他の領域でも言われています。
下記の記事からは、一見、生活とは関係がなさそうですが、似たような知見が得られました。2つの記事を紹介します。

Case01.「フラットでルールが少ない組織」はストレス地獄。自律分散型の組織の正しい創り方

"しかし、結論から言えば「フラットでルールが少ない」というのは、(ティール型など)自律分散型の組織に対するよくある誤解でした。そして、誤解にもとづいたメッセージを放ったことで、「秩序」が弱まり、組織風土がかなり悪化しました。"
→ ルールが少なく、秩序が乱れ(=エントロピーが増大し)組織風土が悪化してしまったということのようです。

Case02. チーム内のコミュニケーションを活性化させる、ワールドカフェとは

"1.対話のテーマが事前に決まっている
「何について話しても良いよ」というように自由すぎる意見交換の場は、参加者を困惑させます。"
→ 対話の議題が散らばっていることで、参加者の頭の中も無秩序となってしまい、そのような人同士が話し合っても、話が噛み合わず、意見交換がスムーズに進まないということでしょうか。

03. 仮説

これらから考えられるのは、人はある程度ルールがあることで、効率よく活動ができるということです。

そして、冒頭から提言しているように僕はこれを生活に応用したいと考えます。

04. 生活への応用を考えよう

思い返してみると、最初に一人暮らしを始めたときには、あらゆる物が"荒地"の状態でした。空白のスペース。
まっしろなキャンバスのようなものです。

その部屋に、ベッドを置く、冷蔵庫を置く、机、ソファ…と次々にレイアウトを決めていきます。それは一種のルール付けでした。すなわち、この部屋という空間の中で、居住者である自分に対する、動線を指定するルール付けになります。

荒地を整えていくと、物事はスムーズに運ぶようになります。家でのルーティンが決まります。朝起きる時、家を出る時、帰ってくる時、料理をする時、寝る時、などなど。決まった行動が必ずあります。

こうして「一人暮らし」を捉え直すと、ルール付けの繰り返し(作る→壊し→再構築)とそれを守って楽しむというゲームのようです。僕が大切にしているのは楽しむというところなんです。

これまで、僕は一人暮らしを続けていく中で、何度も何度も失敗してきました。

一番覚えているのは、ゴミ箱に捨てた生ごみに虫がわいたことでした。
虫嫌いな方はごめんなさい、でも僕も虫は苦手なんです。

とりあえずその場はなんとか処理し、後でネットで原因を調べてみました。虫は生ごみが発するアルコール臭を嗅ぎつけてやってくるんですね。それを知ってからは、ビニール袋を二重にして生ごみを捨てるようになりました。

このように失敗しては対策を繰り返して行ったところルールが自然と成立して行った。という経緯なのです。

05. 生活への応用例

今回はせっかくなので、僕の生活ルールの一部ご紹介します。
※要確認:たまに守れません!!(笑)

睡眠は8時間とる
→翌日のパフォーマンスがよい。ウェアラブルデバイスで睡眠時間を測定。
食事中はよく噛む
→噛むことで唾液が多く分泌され消化されやすくなる。身体(腸)への負荷を減らしたい。
肉はなるべく国産を選ぶ
→育成環境と自分の身体に及ぼす影響を考慮したい。
毎朝ラジオ体操をする
→小さい頃簡単にできたあのラジオ体操が、今は結構な運動と感じる。
月に1度整体へいく
→腰痛がひどいので骨盤矯正のため。姿勢もよくなる。整体士の方とのおしゃべりも楽しい。回数を重ねると破産するので月1度に。
ラジオを聴く
→テレビを見ないので情報源として使う。耳からの情報に慣れている自分に向いている。世界を広げてくれた。

かけば書くほど思いつきますので、この辺で手を止めておきますね。

ご覧の通り、以上のようにルールというか基準を決めてみました。

全て共通している条件は、これを満たしていると自分はいつもご機嫌だということです。「たまに守れません」と言ったのですが、これが結構大事なことで、ルールでがちがちに自分を縛ることが目的ではありません。あくまで、自分が心地よい状態になる、ご機嫌になる、というのが目的です。

自分のご機嫌をとっているにすぎないのです。

06. 懺悔

自分のご機嫌がとれないとどうなるか…。街中には機嫌の悪い人がちらほら見えます。満員電車で人にぶつかってはイライラしている人、道で前の人の足を踏みながら追い抜かしていく人…。そんな人を見てはなんて心の狭い人なんだ、と僕は思います。…僕は思うんです。

そう僕は思うんですけど、実は自分もそういう時があるんですよね。親鸞もそのように説いているようです。

これまでの人生を振り返ると、
僕は相手が何も悪いことをしていないというのに、自分が不機嫌だからという理由で、ひどいことを言ってしまったり、不快な態度で相手を傷つけてしまったことが何度もあります。

きっと誰しもあることだと思うのですが、僕はこんなことで人から嫌われたくありません。こういった望ましくない癖は自分で変えておきたいと思いました。なんというか、大人になるというのは自分の気持ちをうまくコントロールできることだと思ったからかもしれません。

07. まとめ

というわけで、長くなりましたが、自分でルールを決めてみるっていうのは一つの余裕を持つための選択肢なのですね。また、自分のご機嫌をとるという考え方は自分にしっくりきています。

自分が余裕を持てたら、友だちとか家族にも還元してあげたいですね。

ここまでお読みくださりありがとうございました!


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