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定期試験と教員の苦悩な話

中間試験の採点が終わりました。結果としては半分より少々上の平均点。少し今回の指導の取り組みを振り返りたいと思います。

「学習力」を向上させようプロジェクト

今回は、学力をただはかるだけではなく、学習力を鍛えるための「けテぶれ」という取り組みを行いました。「けテぶれ」の詳細の取り組みはこちらを参考にしています。
〔学習方法を獲得させるための指導とは〕
『けテぶれ宿題革命!』(葛原祥太)

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葛原先生オリジナルの小学校の取り組みと違って、中学では担任クラス以外でも教える状況であるので、毎日のノート提出とチェックは正直厳しいと感じました。そこで、学校に入っているクラウドサービスのポートフォリオの機能を使って、そこに報告してもらう方式を取ることします。
自分でテストした内容や取り組んだ学習のノートなどは、生徒が持っているタブレットで写真を取らせて提出させる。そうすれば、こちらのチェックも全体の共有も、生徒自身の提出のハードルも低くなると考えたのです。

これは失敗なのか?

ところが、いざ始めてみると1週間に3回というルールだったがだんだんと提出できなくなる生徒が続出。たまった課題をとりあえず消化するだけになってしまった人が半分くらいに膨れてしまいました。
成功!とは言い難い状況ですが、効果がなかったわけではないのも事実です。実際、20点以上大きく伸ばした生徒は数名、十数点伸ばした生徒も各クラス2〜3名出てきた。全体にすると小規模層かもしれませんが、確実に伸ばしてきた生徒もいるということがわかりました。これがけてぶれの効果かどうかは定かではないです。しかし、毎回真剣に取り組んだ子たちの集団とかなり重なっているので、理由の一つにあげて良いのではないでしょうか。


むしろここからが本番。

けてぶれでは、ワンクール過ぎたあたりからさぼる人はガクンと落ちると葛原先生は言います。
逆に波に乗った子はぐんぐん上昇するのも事実。その生徒ごとに声かけを変えながら、勇気づける全体指導と継続の予告をしていきたいですね!

ただし、次回はより学習の成果が書いたものに直結するノート提出にしようかな?それとも枠組みはこちらが用意してプリントとして提出させようか?1月までの私の宿題です。ちょっと考えておこう。


そして、人生は続く。


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