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ひすとり先生のチャレンジノート

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中高教員が、授業・学級経営・職場でのやり取りでの試行錯誤をまとめます。 教員の働き方、生産性をあげて自分の心を満たす時間をふやしていきたい。 教員を目指す方、同職の方、子供や教育…
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2020年1月の記事一覧

生徒指導〜「できない」を自分で表現できない

教員の日常茶飯事の中に、未提出や忘れ物の指導があります。そこで最近目立つようになったのは、生徒自身で忘れてしまった、できなかったと言えないということです。 約束を破ったら気まずいことを知っているそういう子と対話をすると、「忘れちゃいました〜てへ!」みたいなことはあまりなくて、「すみませんでしたしゅん」ということがほとんどです。中には泣き出す子もいます。最近思うのは、子どもながらに約束を破ったら気まずいことを知っているし、いけないことだという感覚があるんだなということ。 「

生徒指導〜ネガティブな言葉はなぜダメ?

私が生徒指導でモットーの一つとしているのは、ネガティブな言葉を使わない、使わせないということです。 絶対に無理、私にはできない、めんどくさい、私は〇〇だかダメ、疲れたよね〜 などなど 思春期のこどもだったら当たり前に使い、あいさつや呼吸のように使っています。これらの口癖に気づき、言わないように意識することが非常に重要とかんがえているのです。 なぜ、ネガティブな言葉を言わない方がいいのかこれには根拠があります。みなさんはNLPという言葉を聞いたことはありますか? NLP

授業研究と「みるトコロ カード」

こんにちは。前回の授業研究についてのブレストをもとにしながら、今日も授業研究について作戦を練っていきます。今回は、他の先生に「見てください」とお願いする時に書いてもらう「みるトコロ カード」(仮称)のアイデアを整理します。 (前回の記事はこちら) 研究授業が「ふわっと」したまま、意味をなさない理由そもそも、なぜわざわざ見てもらうポイントを明示する記録シートを作ろうと思ったのかというと、今までの研究授業があまり意味をなさない理由の一つが「見て欲しいトコロを見てもらえない」と

生徒と向き合う〜大人が怖い子

こんにちは。今日は、生徒指導・向き合い方についてです。最近、子供たちと面談をしていて、大人が怖い、ということを伝えてくれた生徒がいました。なぜ怒るのですか、と。 何を伝えたら、その子にとって心が自立するのか。その感情と向き合えるのか。非常に悩みました。今でも悩んでいます。 怖いという感情は、嫌なことから避けたいという目的アドラーの中で学んだ目的論から考えると、その感情は何かこうあって欲しいという目的があり、それを達成するためのものだという。 その目的を自分と向き合い整理

先生の仕事でワクワクすること

今日は、授業研究の話の閑話休題。 先生の仕事の中でわたしが〔好きだ〕〔ときめく〕〔ワクワク〕と思ったことをお話しします。 楽しいと思ったことでスキルを磨いたほうがいい今日のテーマを選んだのは、わたしが大好きなYouTuberクリスさんの動画を見ていたことがきっかけです。 詳しくは動画をどうぞなのですが、ここで言われているのは表題の内容。 楽しいと思っていることに関わってスキルを磨いたほうが、大手企業に入って不安になるよりずっと良い! わたしは教員なので、大手企業とか

とある先生の授業研究

マインドマップから見える、私の授業研究今日は前回の記録に続いて、どのように授業研究をしていくかをブレストしてみました。マインドマップを書いて自由に考えたものをまずは並べてみることにします。 〔前回の記録はこちらです。〕 何のために?ーWhy➡︎子どもも大人も授業を通じて学校が楽しくなるため!! • 子どもたちがもっと学びを楽しいと思う環境、経験づくりのため! • 自分のスキル向上のため ○ 見えていない課題の発見 ○ Ictの使い方 • 同僚と教育コミュニケ

とある先生が考えていること

前回のnote、 で記したように、今年は学校のことや自分の仕事のアイデアを具体的に話していきたいと思います。〔とある先生が考えていること〕シリーズとしてアルバムにできたらいいなと模索中です。 さて今回は、先生の中心的なお仕事、授業づくりについてのお話です。 先生の授業づくりの実態、知っていますか?ところで皆さんは学校の先生がどうやって授業を作っているかご存知ですか?教科性もあるので一概にこう、とは言い切れないので、ここではわたし自身のプロセスを話したいと思います。 1