アカ_ヨシロウ

vol.10『アカ ヨシロウとお金』

月刊アカ ヨシロウ 1月号

はじめに

夫はお金が好きだ。

実際には、お金そのものやお金を稼ぐことが好きというよりは、「お金の流れを見るのが好き」といった感じだ。

夫はショッピングに付き合ってくれるし、(そんなに好きではないようだが)ディズニーランドに付き合ってくれたりもする。しかし付き合ってくれるとはいえ、ショッピングそのものやディズニーのアトラクションではさほど盛り上がってはくれない。一番夫が盛り上がるのは、訪れた店や園内のお店を見回し、「店がどのような商品を売り込み、客が何にお金を落とすか」について議論するときである。

お金の流れを見るのが好きなだけで、夫の「使う」「稼ぐ」への関心は低い。もちろん、お金を使ってモノを買ったり、体験したりすることが嫌いなわけではない。ただ、「お金好き」と聞いて人が想像する以上に、夫の財布の紐は固い。まあ、妻から見れば、大好きなガジェットや洋服に対する夫の財布の紐は決して固くないのだが、投資ではなく消費になりうるものに対しては、結構、しっかり、ケチである。「好きなものを買うために節制する」様子は見受けられないものの、時々見え隠れするケチな部分が、彼なりの節制なのかもしれない。

月刊アカ ヨシロウvol.10『アカ ヨシロウとお金』では、お金について存分に語り尽くしてもらった。「お金、好きだよ」とサラリと言える夫のおかげで、わたしもお金が好きになれたので、いち読者として楽しみな回である。

夫とお金の特集。アカ ヨシロウとお金を考える話。


アカ ヨシロウとお金

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ー月刊アカ ヨシロウvol.10は「お金」特集。なんでお金かっていうと、わたしのよしさんへの印象が「お金好き」だったからです(笑)。お金、好きだよね?!

はっはっは、「お金」な~。確かに昔から意識はしていたけど、今は自信を持って「好きだ」と言えるね。

とはいえ、いわゆる「お金を稼ぐこと」が好きなわけではないと思っているよ。僕の人生的な目標は「世界を理解すること」であって、この資本主義社会の中でお金は理解を深めるためのツールだと思っている。世界には70億人を超える人口がいて、その中には超絶頭のいい人からそうでない人まで大勢いる。僕はお金という共通の指標を使うことで経済活動を理解し、そのうち「世界の仕組み」が分かってくるんじゃないかと思っているんだよなぁ。

ー「お金は好きだけど、お金を稼ぐことが好きなわけではない」っていうのは、世間一般のお金好きとはちょっと違う感じがするよね。それがよしさんの独特な価値観を生み出しているのかなあ笑。よしさんは、いつから自分が「お金好きだなあ」って思ったの?

きちんと「お金が好きだ」ってなったのは社会人だけど、カホさんとは学生の頃からお金の話をしていたよね笑。うーーん、思い返すと小学生ぐらいの頃からかなぁ。当時「ウッチャンナンチャンの炎のチャレンジャー これができたら100万円!!」という番組があったんだけど、100万円のために大人が一生懸命になっている姿をみて「あー、お金は人を動かすだけの何かがあるんだなぁ」って思ったのを覚えているね。

ー言われてみると確かに!わたしも番組の企画とかでタレントさんが賞金かけて競ってるのみると「この人たち、賞金とは別にギャラもらってるだろうに、なんだか嬉しそうだなあ」と思ってた。お金の人を動かす力ってすごいね。

そうだよ~、お金って不思議だよね。紙幣なんてただの金額が書かれた紙なのに、皆があたり前のように使っている。媒体もさまざまで、紙幣と貨幣はもちろんデータという実態のない形でやりとりされたりもするし、仮想通貨なんてただの計算結果だ。だけど、資本社会に生きている僕らは、その「お金」を軸に活動をしているんだよね~。

ー小さな頃に触れるお金といえば「お年玉」だと思うんだけど、お年玉エピソードなんかある?自分でやりくりしてたーとか、額がこんなだったーとか…。

お年玉は両親が子供にヤスヤスと現金を渡さない主義だったからか、そんなに貰っていない印象だなぁ。

思い出としてあるのは、当時お年玉を全額貯金しようとしたら8つ上の兄に「お金は価値があるうちに使え」と言われたことかなぁ。子供の頃の100円と大人になってからの100円の価値では価値が違うことを聞いて、目からウロコが出たんだよね。あと、その時にお金は使った時に価値が発揮されるとも思ったな~。

ー年上の兄弟の格言だね。わたしは一人っ子で、両親があまりお金の話をする人じゃなかったからお金に興味わくのが遅かった。だから、実は、はじめてよしさんのご両親とお会いしたとき普通に株の話してたのが印象的だったんだよね。

あー、たしかに親父とは株の話をするね。最初は僕から積極的に聞いていたんだけど、最近は親父からも話をするようになったね。おそらく彼なりのリテラシー教育なんだろうなぁ。

ー「お金は増やせるし、使うもの」って価値観がなさすぎて、しかも周りで株の話をする友人もいなかったから「ええー株の話って日常会話の中で出てくるのか」とカルチャーショックを受けました笑。でも、おかげで今、わたしがめちゃくちゃ株に興味あるんだけどね。よしさんも株やってるよね。

やってるやってるー。現状負けてるけどね。笑

ー笑。株に対するこだわりとかってある?

スタンスは年々変わってきているけど、昔から変わらないのは「プロとは戦わない」だね。彼らができない形で勝負をするという意味で、僕は『長期保有』を基本としているよ。プロの人たちもサラリーマンだから、一定期間で結果が出なかったり損失が生じると撤退するのが普通だ。一方、僕はちょっとくらい損失が出ても巻き返しを期待して保有するスタイルをとっているよ。(そうやってジリジリと負けていく。笑)

ーちなみに、わたしはあまりよしさんに「節制」のイメージがないんだけど、よしさんなりにお金を使うときのこだわりってある?ほら、ガジェットとか洋服には割とスパーンッてお金使うじゃない。でもお金が無限にあるわけでもないし、よしさんなりにやりくりしてるんだよね。

あー、服は比較的お金を使っているかなぁ。ガジェットもそんなつもりないけど、カホさんから見たらそうなのかもしれないね。

僕は割と自分のことを「セコい」と思っていて、節約志向の人間だと思っているよ。わかりやすい例だと、今住んでいるマンションがそうかな。会社の近くということで渋谷区に引っ越してきたけど、家賃をケチって学生時代より狭いお家に2人で住んでいるよね。

音楽を聞いているIpod touchも壊れないから学生時代(10年近く前!)のモノを使っているし、携帯は格安SIMの本体1万チョイのポンコツを使っている。安物買いで困ったことも多かったけど、基本はセコく生きているつもりだなぁ~。

ーよしさんの「節制」は「セコさ」か笑。モノを買うときのこだわりは?

その商品を購入する明確な理由がない限り、買わないようにしているね。「その棚の中で1番安い」や「予算内で最も高機能である」とか必ず買う理由を探す。理由が無かったら基本は買わない選択をしているよ。

ーあと、よしさんがお金を使う姿で印象的なのは「食」かな。食にお金を使うときのこだわり強いよね。

ああー、そうかもね。基本はコスパ重視だけど、最近は「食べたことがないもの」、その中でも特に「味のイメージができないもの」をなるべく購入するゲームをしているね。スーパーで商品を購入する時にも、まず「味」をイメージして、食べたときにイメージした「味」と同じだったら「負け」。美味しくても不味くてもイメージした味と乖離していたら「勝ち」っていうゲーム。このゲームのキモは「不味くてもイメージと乖離していたらOK」なところで、イメージできるようなものはなるべく安く抑えたいんだ。

外食も同様で、僕でも作れるような料理には極力お金を使いたくないし、同じビールを飲むなら極力安い店で飲みたい。一方どうせなら、僕に作れないようなレベルやジャンルのお店にお金を使いたいと思う。そんなんで安居酒屋かチョイ良いお店の両極端になって、「こだわり強い」って思われるのかもしれないね。

ーちなみに、よしさんの中で「これだけはやらない」っていうお金のルールはある?わたしは「ギャンブルに手は出さない」かな。やったことないから1回ぐらいはやってみたいんだけど、それでお金を増やそうなんてことは思わないぞって肝に銘じてる。

うーん。僕は「投機はしない」がルールだけど、同じだね。(「投機」という単語についてはこの漫画が分かりやすいよ。)お金についても「真面目にコツコツ」に敵うものはないと思っているから、短期で儲けるだなんてことは考えずに、日々お金を意識して真面目に生活しようと思っているかなぁ。

ーそうだねえ・・・。これからも真面目にコツコツ生きようね!


アカヨシロウのお金にまつわる書籍

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お金が好きなアカヨシロウが影響を受けた書籍を紹介。

1,漫画「銭」-鈴木 みそ (著)

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出典元:コミック 銭 1巻 (Beam comix) Amazon.co.jp

さっそくだけどタイトル通りの漫画「銭」。不慮の事故で幽霊となった主人公があらゆる業界をお金をベースに俯瞰して解説する漫画で、2003年出版だから少し古いけど中学生の頃の僕は何度も読んだ記憶があるよ。いろいろ影響を受けているものも多いけど、コミックビームで連載していた本作には特に影響を受けたなぁ。

この漫画を読んでて思ったのは「お金って不思議」という考え方だね。お金なんて死んでしまったら意味がないのに、その「お金」のためにヒトは命がけになったりする。上でも書いたとおり、お金は紙っペラだったり、データだったり。ヒトはそれに翻弄される。うーん、不思議だ。

著者の鈴木みそは結構なファンで、彼の書籍はなるべく読むようにしているんだ。

2,書籍「金持ち父さん貧乏父さん」 ロバート キヨサキ (著)

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出典元:金持ち父さん貧乏父さん|ロバート・キヨサキ Amazon.co.jp

出ました、書籍「金持ち父さん貧乏父さん」です。有名な本なので知っている人も多いかと思いうけど、端的に言うならば資産運用の心構えの本だね。僕が小学生の頃にヒットした書籍だけど、読んだのは高校生だったか。当時は「お金」自体より「金儲け」に興味があったから、コレ系の書籍はイロイロ読んだなぁ。僕のスタンスが大きく変わったのは社会人になってからで、ある時「あ、僕はそこまで金儲け自体には興味がないんだなぁ」って思ったんだよね。

それでも本書はキャッシュフローの重要性を教えてくれたし、ストーリー仕立てで分かりやすいから、コレ系の導入書としては良本だと思う~。

3,書籍「現代語訳 論語と算盤 (ちくま新書)」 渋沢 栄一 (著)

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出典元:現代語訳 論語と算盤 (ちくま新書) Amazon.co.jp

「お金にまつわる本」というより「ビジネス書」という側面が多めの書籍。若干硬めの印象だが、簡単に言っちゃうと「目先の利益を追うのではなく、正しいビジネスをしようぜ」って内容だ。

僕のことをよく知っている人は感づいているかもしれないけど、たまにインモラルな判断をしてしまう僕を正してくれる本だと思っている。昨今の「お金に対する長期的な目線」はこの本を読んだことによる影響も多いなぁ。(もちろん失敗も大きいんだけどね。)

実は僕、「尊敬する人物は?」という質問には「渋沢栄一」をいつも挙げているんだ。今度の新一万円札の顔が彼になっちゃうニュースを聞いて、ミーハーだと思われたくないから、この質問が困っちゃうんだよなぁ。

4,漫画「島耕作シリーズ」

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出典元:島耕作 連載36年で相談役に 会長退任で「相談役 島耕作」連載開始 毎日新聞

漫画「島耕作シリーズ」も課長から社長・会長を過ぎてとうとう相談役になっちゃった。課長時代から女を抱きまくってた島耕作も今年72歳のジイサマで、同じく1947年生まれの人となるとビートたけしや森進一、鳩山由紀夫がいる。

そんなジイサマ島耕作だけど相変わらず仕事人で、仕事の内容も規模が大きい話になっているので興味深くて面白い。課長・部長時代はサラリーマンの共感で支えられた漫画なのかもしれないけど、正直僕は社長以降の大きな流れの話のほうがオモシロイと思っていて、立ち読みだけど毎週読み込んじゃうんだよなぁ。

世の大企業の社長や政治家が何をどう考えているか、その一片を知る機会として「あー、なるほどなぁ」程度に参考にしている。なにより漫画だから読みやすいしねー。

5,漫画「ヤミ金ウシジマくん」

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出典元:闇金ウシジマくん 1 (ビッグコミックス) Amazon.co.jp

硬めの書籍が続いたので紹介したいのが漫画「ヤミ金ウシジマくん」だよ。
あんまりこの表現は好きではないけど、人はどうしても自身と似たようなステージ(段階)の人としか知り合うことはできないと思っている。そうしたとき僕のテーマが「世界を理解すること」だから、島耕作もそうだけど「自分と違うステージの人の考え方」を少しでも知りたいなぁと思って読んでいるかな。僕の知り合いに社長や政治家はいないし、逆に債務者や闇金取り立て人もいないのでね。

どちらもフィクションだとはいえ、「こーいった世界もあるんだろうなぁ」程度でも読んで良い漫画だと思っている~。


カホさんに伝えたいアカヨシロウの知恵

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お金への興味がわき始めたカホさんに、お金のあらゆる魅力を伝えよう!

◯日経平均株価を見よう

株式投資をするなら基本だけど、そうでなくても日経平均株価は見ることをオススメするよ。もちろんNYダウやドル/円相場など他にも気にする指標はあるけど、とりあえずは日経平均株価だけでOK。

オススメする理由としては、今後の景気の指標になるからだ。

日経平均株価は簡単に言うと「日本企業の株が全体でどれくらい売れているか」の指標になってて、日本企業全体の業績が良いと伸びるし、悪いと下がる。(他の国の景気が悪いと、相対的に上がったりもするけどね。)

大事なのは「なんとなくでも良いから、景気を予感しておくこと」。日々の細かい変動は気にしなくていい。景気は良いときと悪いときが波上になって現れる。「あぁそろそろ景気が悪く(良く)なりそうだなぁ」程度でもわかっていれば、今のうちに何をしておけばいいかが考えれるようになると思うよ。

◯ビジネス系ポッドキャスト

電車などの移動時間で情報収集するのに僕が使っているのが「ビジネス系ポッドキャスト」で、無料なのが最大のおすすめポイントだよ。

僕のオススメは

「伊藤洋一のRound Up World Now!」
「飯田浩司のOK! Cozy up!」
「聴く日経」

だね。前はもうちょっとあったんだけど、こう見ると今はラジオ日経とニッポン放送だけだね。ニュースも偏りなく幅広く聞きたいから、この読者の人にオススメがあったらむしろ教えてほしいね。

若干ビジネス系から離れるけど、トレンドを知るのに「週刊 日経トレンディ&クロストレンド」と科学系で「ヴォイニッチの科学書」もオススメするよー。

◯AQUA DROPsのポイントカードホルダー

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出典元:AQUA DROPs ポイントカードホルダー

ポケットに入るサイズのカードケースとして本商品をオススメするよ。今の僕の財布がコレで、最近はなるべく現金を使わないようにしているんだ。

クレジットカードを使うことでポイント還元されるし、なにより10月から始まったキャッシュレスポイント還元を活用しよう。増税は反対だけど、なってしまったら仕方がない。どうせお金を払うなら、この制度を使って少しでもポイント還元してお得に生きてやろうじゃないか。


編集後記

「はじめに」でもお話ししたが、夫はショッピングやディズニーランドに付き合ってはくれるものの、それそのものを楽しんでいる様子はなく、話していてテンションが急激に上がるのは「お金」の話をするときだけである。

だが、わたしは「お金」について考え、悩み、イキイキとした表情で議論をふっかけてくれる夫が嫌いではない。むしろ、あまりにもイキイキとしているので好きなぐらいである。

夫の好きなものが好きになれたことは嬉しい。

毎朝、テレビで流れる「日経株価平均」を見て、ああだこうだ言うことができるのは地味に嬉しい。

今後も夫と一緒に「お金」について語り合えるよう、勉強したいものだ。

次回は11月末に刊行予定。

photo / sentences / edit: Kaho Katayama

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1991年生まれ。東京在住。 noteでは、自分の生活を晒していきます。 文を書いたり、絵を描いたりしながら生きています。

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