見出し画像

アンコールワットのカメラマン

カンボジアなら誰もが訪れるアンコールワット。想像以上に広大な土地に遺跡が広がっている。ちなみにアンコールワットには登れる場所があり、そこから撮った写真だ、登るのにはミッキーに会うくらい待たされるのだが。そこで南アフリカ人とインドネシア人のカップルと仲良くなれたり、そんな風に時間を有意義に過ごすことが出来た。
アンコールワットに来たからにはみんなが想像するであろうあの構図での写真を撮りたい。登ったあとそう思った。しかし、ここで問題が、僕は1人旅をしているため、撮ってくれる友達なんてのはいない、しかも、その時持ってたのはiPhone SEだ。世界遺産を綺麗な画質で写したかった。そこで、現地の一眼レフを持った男に声をかけた。3ドルで写真を撮って、iPhoneに送信までやってやると言う。3ドルなら記念にしょうがないと払い、なかなかいい構図の写真を撮ってくれた。親切に。馬に乗って撮るかといい、僕を近くにいた現地の人が飼っているだろう馬に乗せて、さらに写真を撮ってくれた。なぜか2ドル払わされた。そして、写真を印刷するからとアンコールワット近くの小屋に連れていかれた。そこには奥さんであろう女性や子供たちがいた。子どもたちは元気に走り回っていた。ビッグダディって本当はビッグダディじゃないんだと悟る。この国のビッグダディとは何人からのことをいうのだろう、そんなことを考えていると、写真を印刷して「1枚3ドルだ」こう言ってきた。10枚を30ドルで売ろうとしてきて、印刷したから払えと脅す様。おしっこちびっちまいそうだった。もめるのもめんどくさくなり、金ないからと15ドル払い、強く男が持ってる写真を取った。イライラしながら帰るとき、iPhoneに入れてやるよと画像を送信してくれた。サンキューと言おうとした時、チップはないのかと手を出して来た。fu**が出かかった。いや、出た。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?