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僕の就職活動について

大学生と対面でお会いして会話する機会も増えてきた。

で、そういう時に決まって出てくる質問が「羽田さんは何でマイナビに就職したんですか」というもの。

まあ、そう聞かれたら隠す必要もないので正直に言うのだけど、我ながら僕はひどい就職活動学生だったと思う。

時は2002年。就職氷河期真っ最中。就職戦線異状なし。


酷かった就活

まず、就職活動を始めた理由が酷い。
当時恋した一つ上の先輩が大手企業に内定をもらっており、その人と会う口実として「SPI対策」とか就職活動相談とかをしていた。共通した話題が欲しかったのだ。就職なんて全く自分事ではなかったし、やりたい事なんて全くなかった。

だから面接もヒドイもので、某大手電機メーカーの面接でパスタの作り方についてPRした事もある位だ。「美味しいパスタを作れます!」と。勿論落ちた。

音楽は好きだったので受けたとある音楽会社の選考に最後で落ち、好きだった先輩に(色々あって)「最低」と言われたまま卒業されてからというもの、就職活動をする理由が全くなくなったので僕は就職活動を一回辞めた。髪の毛を茶髪にし、毎日下宿先のアパートでタバコを吸っていた。「お前は来年からどうするんだ」という親の詰問に「バンドやりたい」と適当に答えて失笑された事もある。

そんな僕が何故就職活動を再開したかというとこれまた好きな女の子が出来たからで、今度は後輩だったのだけど、いいとこ見せたかったのと「いやー、就活、大変だわ」とか言って大人面したかったからだ。

入社を決めた理由も不純

で、ひょんな事から見つけた毎日コミュニケーションズ(現マイナビ)を受け、内定をいただいた。好きな女の子に会うために青春18切符を使って京都から長野に向かう途中の乗り継ぎの駅で内定の電話をもらった。8月下旬のことだ、


同じ時期に内定をもらった別の会社と迷っていたのだが結局マイナビに決めた理由もまたまた不純で、試しに出てみた内定者懇親会の同期の女子が可愛い人ばかりだったからだ。懇親会を思わず楽しんでしまい、当時の人事から飲み会の最中に「羽田、盛り上がってるな」「はい!楽しいです!」「入社するか?」「はい!入ります!」と答え、ぼくは内定承諾した。

ううむ。野心も夢も社会貢献も、見事に何もない。改めて書いてみるとひどいもんだ。

そんな経緯でも、仕事は楽しかった

ただそれでも、幸いにして仕事は3年目位から没頭し始め、色々あったけど辞めたいと思った事も辞めようと思った事もあるけども、結局17年間勤めた。ひどい就活なのにそうなれたのは本当にラッキーだったなと思う。

どうか大学生の皆さんは就活用の変な装備を捨て、ありのままの自分を出してほしいと思う。

ケセラセラ、なせばなる、let it be。

タイトル画像は就職活動中で髪を真っ黒にしたついでに当時の日韓ワールドカップに乗っかってフェイスペインティングして麻雀してた僕です。この翌日、面接でした。

落ちました。

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