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私の気胸体験談2(2度やったことは3度もやるな)

2020年最後の日は、とても良く晴れて、病室から最後の日の出を綺麗に見る事ができました。
ハイ、まだ病室におります、今日で入院4日目です。
人生で初めて、家族妻子と離れ、病室で新年を迎えそうです。
何とも貴重で、何ともイヤな体験です。

改めて、
なんで、どうしてこうなった?

依然、自分の中で整理がし切れていないです。
望まない3度目の発症(左肺の再発)、この公私ともに忙しい年末年始の最中に、実質ワンオペを強いてしまっている妻と幼子2人を残し、おまけにこんなコロナ第三波の真っ只中に、なんで私は、また気胸で入院?!
方々に迷惑かけて、ひたすらに、やるせないです。
でも今は静かに、胸の中の虚脱感と一緒に、どうにかやり過ごすのを待つしかありません。


何度でも言おう、
「おかしいと思ったら」直ぐ行動

ちなみに3度目の今回、仕事納めの前日である12月28日。午前中職場のデスクで仕事をバサバサと片付けていた際に、また例の「背中の違和感」を感じました。
「昨日は下の子の夜泣きが大変で、あまり寝れなかったからなあ」
だから寝不足で疲れも出たのかな、とか理屈をつけ、そのまま少し様子を見ようと考えているうちに、しかし状況はまり芳しくないぞと悟り、妻に状況をLINEで連絡。
妻からは、平日やっているうちに病院へ行ったらと直ぐに返信。
とは言え仕事が少し残っていて、私はすぐに病院に行く決心が着かず、結局今回も自力で車を運転して定時に帰宅後、妻の運転で夜間に病院へ。
幸い、今回は激しい痛みを感じる前に自分で手を抜けた事(職場には留まったものの、極力何もせず安静にして過ごしました)が功を奏したのか、結果として気胸ではありましたが、症状・進行具合は軽度とのことでした。

今回は、まだ前回、最初の時よりはマシな判断が出来たのかな?それでも危ない橋は幾つか渡ってましたけどね。
※体調不良時の自動車運転は、極力やめましょう。救急車を呼ぶのが嫌なら、タクシーや運転代行を使って下さい。

やはり「おかしいと思ったらすぐ病院に行く」こと、
「我慢をしない、様子を見ない」ことが大事です。
仕事なんか片付かなくても良いんです!(私なんか、自称・極めて平均的なナイスサラリーマンですし!)、どうせ年が開ければ直ぐに仕事です。それまでにしっかり身体を治すこと、その為にも、いち早く自分の異変に気付いて行動すること。自分を守ることが、1番大事です。
その点に関しては、まだ自分でも注意が足りないなと今回思いました。

コロナ禍の中、年末を病院で過ごすと言うこと

これ、この時期の病院/医療に携わる方々には、本当に申し訳ないなと思いました。
私が入院している病院は地域の急性期病院のため、比較的緊急性の高い患者さんを扱っているのだと思います。連日連夜、救急車のサイレンの音が聞こえています。
病室内は大部屋でも、例えば4人の部屋で、対角線位置のベッドしか使用しないなど、蜜を避ける対策がされています。清掃も頻繁にされています。
皆さん淡々とされていますが、大変なお仕事だと思います。
毎回色々なお世話を頂く際、必ず「ありがとうございます」と伝えているつもりですが、本当に感謝しかありません。
※余談ですが、やはり家族にも(特に妻には)今回沢山迷惑をかけてしまっているので、退院して帰ったら、沢山「ありがとう」と伝えたいと思います。

余談、新しい年を病室で迎えるにあたり

今日で入院4日目。
今日の当直の呼吸器科の先生からは、今朝のレントゲンの内容だと、少しずつ回復してきているようだと伝えられました。昨日の今日なので、何とも言えませんが、前を向いて、安静にして、治すことに専念するしかありません。

2020年はコロナに始まり、ずっと不完全燃焼でモヤモヤした日々を過ごしてきたように思います。その最後、締め括りがコレかよ!と、この週明けは散々な気持ちでいっぱいでした。
今も正直、冒頭で話した通りで、完全には整理がつきません。病室で1人、相部屋している患者さんの鼾声をBGMに、何もする事ができず、ダラダラ、ボンヤリしています。
でも、悪い事や嫌な思いは沢山あったけど、良いこともちゃんとありました。
待望の第二子は、緊急事態宣言真っ只中の3月末に無事に産まれたし、上の子は2歳半を過ぎ、イヤイヤ期が少しだけ落ち着いてきたし(ほんの少し)、カミさんとも、折々ケンカはあったけど、どうにか力を合わせてやってきて、今日まで皆、元気に過ごせてきました。それだけでも、子育て真っ最中の身としては、充分です。
結果論の綺麗事かも知れませんが、今はそう思いたいです。

最後の最後に思いもよらない躓きが待っていましたが、まずは元気に、早く家に帰れるよう、治療に専念したいと思います。
退院後、また折を見て、今度はゆっくり書きたい事、伝えたい事を纏められたらと思います。

皆様、お身体を大事に、良い年をお迎え下さい。



でも、あーホント、
「NO MORE 気胸!!」

もう2度とやりたくないです!!

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