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贈る言葉

感想を言う才能、あんまりない。

オタクなので、人の絵や小説、その他に触れた時に感想を述べたい。実際述べることもあるのだが、そのたびに、下手だな……と思っている。



手紙を書くのが苦手だ、という話にもちょっと似ている。好きな絵や小説について、その作者さんについて、本人にではなく誰かに感想を述べてレコメンドしろと言われたらそこそこうまくやれる自信がある。しかし本人に対してとなると、急に腰が引けるのである。

なんというかこう、自分はこういうものを相手に伝える時に「気に入ってもらえるよう上手く整えてやろうとしてしまう自分」のようなものを嫌悪している。できればマジのパッション、そしてラブ、みたいなものを伝えたいし、ああこれはマジのパッション、そしてラブだな、と思ってもらいたい。

けれど同時に、失礼はないかしらとか、見当違いじゃないかしら、とかそういうことを考えるのもやめられない。

しかし、こういう場合、感想にはある程度鮮度が必要である。オタクの二次創作は孤島からインターネットという大海へ送り出すボトルメールみたいなものなので、送った方は誰かに届いたかどうか不安なのだ。反応があれば数年越しでもそら嬉しいが、読んだなら読んだと聞けた方がきっと嬉しい。そう長くは悩んでもいられない。

その結果、「いい……」とラピュタの空賊みたいな反応をする他なくなる。偽りない。偽りないが良くもない。

踏み出す勇気!文章力!理解力!すばやさ!そういうものがほしいし、そういうものが上手な人に憧れている。どうやったらこのへんの筋肉ってつきますか???


今日はここまで。ありがとうございました。

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