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試験官になりたくない(2023年2月17日の日記)

最終回が見たくないって気持ち、ありません?

好きな連ドラの最終回とか。アニメの最終回とか。

まぁよく聞く話なんですけど、なんか理由として挙がるのが、終わっちゃうのが嫌だから、みたいな。

私もかなりの最終回嫌マンなので(某朝ドラの最終回、某アニメの最終回などの前科があります)理由を考えてみたんですけど、私の中のそれは、好きすぎて終わってほしくないから、みたいなのとはちょっと違う気がするんですよね。だって私が見ようが見まいが番組は終わってるじゃん(終わってるじゃん?)

なんかこう、その辺をこうほぐしてみようと試みたんですけど……「評価を下せるようになるのが嫌」みたいな感じが近いのかもしれないな……と思った。

なんていうか……映画なんかは1本見たらそれでうんぬんかんぬん言えるけど、連続ドラマやアニメは言えないじゃないですか。どんなに1話がつまらなくても、後で伏線とか回収されたら結論としてあれも必要な面白い回だったぜ、みたいに言えるかもしれないし。逆に1話は面白かったけど後半は思ってたんと違うな……みたいなこと、あるじゃないすか。

でも最終回ってそれをぱちっと固定してくるというか。株取引はそこでおしまい。で、結局何だったんだよみたいな話ができるようになる。そっからは面白くならない。つまらなくもならない。材料は出揃ってるのでここから判断してねみたいな感じで。

それが怖いのかもしれないなーと思う。もともと好きな物には何か言わずにはいられない性分なので、きっと私は何か言うんだろう。ほかの人々も何か言うんだろう。


その、ぱちっと決められちゃって、いやまだこっからさらに面白くなるかも…とか言えなくなる感じが嫌なのかもしれない……というか、値踏みや分析をしてしまう自分みたいなものが嫌いなんだよな。採点をしたくなる自分の嫌らしさみたいなものを遠ざけておきたい。自分でやってんのにアホらしい話ではあるんだけど。

放送されてようが見なければ、私の中での点数を付けなくて済むから。シュレディンガーの猫は私が戸を開けなければ存在しないんだから。


…それが「好きだから番組が終わるのが嫌」ってことなんじゃないの?


そうかも。そうかもね。


今日はここまで。ありがとうございました。

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