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贅沢に生きてきた(2023年2月24日の日記)


地域文化格差……


読んで、いいな……とわかるな……になった。めっちゃすごいな、ミュージカル見られるの……

私の育った町は、ここで挙げられている町よりはだいぶ町ではあるが、とはいえ地方である。県庁所在地でもない。

とはいえ、子ども時代のことを思うと、比較的、自治体の文化的資本みたいなものが豊かな町ではあったな……と思う。

これはもう単純な話で、当時の首長が「文化好き」の人だったからなんですが……

町で行われる公演には、親子招待の席があって、学校から申し込めばチケットが取れた。それでいろんなものを見た。東京とか海外の交響楽団、室内楽、ピアノ、歌舞伎、狂言、オペラ、ミュージカル。

もちろん、親がそういうのを申し込んで、連れて行ってくれる家だったというのはあるのだけれど、それでも、その気になれば地元の大ホールで無料で見ることができる、というのはかなり贅沢なことだったように思う。

なんというか、子どもの時って「そういうのもあるのか…」ってなることが大事って気はするんですよね。気に入るかとかは別として、世の中にはこのようなものがある……という。

その、「そういうのもある」ということを覚えておくことが、のちのち自分でお金出して何かしようと思った時に効いてくるというか……知らなかったらまず選択肢にも入ってこないから。

あとはやっぱり、実際に見た、っていうのはとっても強いし、そこで自分も「観客」という役で振舞った、というのもとても大きい気がする。観客でいるということも役のうちなので。演奏側に座ったこともあるからわかるんだけど、言っちゃあアレですけどね、鑑賞経験のない人の割合が高いところで何かするのってけっこうなハラハラ感があるものなので……経験値を積んだ人間が増えることが、しっかりとした振る舞いのできる観客の増加に繋がり、ひいては全体のクオリティに関わる……

……しかし、こういう話になると結局は「金」と「心意気」次第ということになってしまう。なかなか簡単なものでは無い。心意気の方はどうとでもなるでしょって思う人もいるかもしれないけど、心意気ゼロの人を巻き込んでもやれるレベルの心意気って相当ですよ。なかなか頑張れでできるもんじゃない気がするよ。

うーーーーーん……


今日はここまで。ありがとうございました。

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