"完璧"を食らふ

夕飯食べる気がなーんも起きなかったけど、ゆで卵は食べた。

昨日まとめて３つ茹でたやつ。ゆで卵が好きなので、気が向くとときどき茹でる。駅のコンビニで売っていて長距離電車に乗る時に買う、元々塩辛いやつも好き。サムネイルは今日とは関係ない、煮卵を作った時の写真です。

半熟より固ゆでの方が好きだ。私の茹で方は水から。水を被るぐらい、というかちょっと卵が出てるぐらい少なめに入れて、塩を入れて沸かす。沸いたら5分ぐらいそのまま茹でて、火を止めてそのまま放っておく。手で取り出せるぐらいまで冷めたら、水につけて冷やす。

たまに失敗して、剥いたときボロボロになることもあるがそんなに気にしない。自分だけで食べるのでどうってことない。今日は綺麗に剥けた。

私は食べ物の好き嫌いがなく、逆に熱烈に好きな食べ物もない。そんな中だと、ゆで卵は間違いなく上位に入る食べ物だ。

ぺりぺり殻を剥いて食らふ。冷たくてつるつるしていて白くて、なんというか、「清潔」というような味がする。少しの塩と卵だけでいい。完璧な食べ物という感じがする。

アメリカの死刑囚は、執行前に最後に食べたいものを注文できると聞いたことがある。メニューを集めた、そんな写真集があったっけ。好物を注文したり、小さいころ食べていたようなメニューを選んだり。オリーブの実、１粒だけを頼んだ死刑囚もいた。

私がアメリカの死刑囚だったなら、ゆで卵１つがいいかもしれない。人生を振り返りながら、ぺりぺり殻を剥こうっと。最後に口に入れるのは混じりけのないものがいい。

今日はここまで。ありがとうございました。