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ネーミングの圧

成城石井のお菓子を買った。

もちろん田舎なので成城石井などない。近所のカフェが店主の趣味なのか、レジ脇に輸入物のお菓子や成城石井のお菓子を置いているのだ。

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和三盆ボルボローネ。

よくわからないが高い味がしておいしい。実際高いし。バターっぽいけど、このグラニュー糖じゃない感じが和三盆なんだな。

しかし、成城石井というのはすごいネーミングだ。成城石井だぞ?成城石井。元々近所になくてなじみがないので、上京して初めて見たときにけっこうインパクトがあった。

調べてみたのだが、どうやら元々成城にある石井さんのお店で、それがスーパーマーケットになりチェーンとなったということらしい。

すごい。普通、チェーンになったときになんか雑い横文字の名前とか付けちゃいそうなのに。○○屋とかですらない。その志がかっこいい。やはりおハイソなセンスは違うのかもしれん。

店や企業にはいろんなネーミングスタイルがあるが、個人的には、元々の店主の名前や屋号とかけっこう古びた名前なのに言われなければそれっぽくない、みたいなのが好きだ。ホームセンター「コメリ」みたいな。(元々は「米利」)。ベビー服の「ミキハウス」みたいな(本社は「三起商行」)。

成城石井以外に衝撃をうけたのは福島県周辺のスーパー「リオン・ドール」。

元々は「ライオン堂」だったけど、20年前ぐらいにリオン・ドールになった。いや……確かにおしゃれかもわからんけど……

自分も何かしらお店や会社を持つことになったらどんな名前にしようかなと夢想したことぐらいあるけれど、全然何にも思いつかないな。なんかこう、成城石井ぐらいバシッと決めたいところだよな。いや、やっぱり無理かも。そんなかっけぇ名前を背負う重圧に耐えられそうにないから……


今日はここまで。ありがとうございました。


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