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足りない

バイトしてた頃の自分、偉いなと思う。

大学時代、飲食チェーンでバイトをしていた。今でもそういう店に行くと、なんとなく店員サイドの目線でカウンターを眺めてしまう。

現在は全く違う職種についているし、基本そのとき目の前にある仕事をやる。たくさんの仕事が並行して存在はしているが、なんというか、段取りのスパンが長い。

決して、レジを打ちながらテイクアウト品を袋詰めし、背後で麺を茹でなければならない、みたいなことは起きない。そこへ客がおかわりくださいとカップを持ってくることもない。

思い出すと、どうしてそんなことができていたんだ?と思ってしまう。えらすぎる。そして私は比較的どんくさい方で、まじめにがんばるという一点で見捨てられずに済んでいるようなバイトなわけだから、たいていのアルバイターはもっと優秀なのだろう。すごすぎる。

それで成り立ってるこの世界、やばない?

よく、仕事が辛くて転職を考えている人への声がけとして、「そこまで責任を感じなくても、君がいなくても職場はなんとかなるものだよ」みたいなのがある。ジョブズが死んでもAppleは大手。それはそう。でもそれは間違ってはいないけれど本当に正しいわけじゃないだろと思う。いなくなってもいい「君」が100人同時にいなくなったなら、職場はあらゆることが立ち行かなくなる。それはこのご時世で証明されてしまっている。

なんでこんなに人が創造するものばかりが人口に対して過剰なんだろうな。人間1人が生きるのに必要な人数が多すぎる。人は1人で生きていけませんよ、とは言うものの、洞穴で木の実を集めて食っていた頃はわりと1人でなんとかなってたんじゃない?少なくとももっと少人数のご厄介になるだけで済んでいたでしょ?いつからだ?いつからこんなんなったんだ???


今日はここまで。ありがとうございました。

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