ま ど

ここでは、旅の記録を「公開された自分用のメモ」というスタンスで投稿しています。 自分の…

ま ど

ここでは、旅の記録を「公開された自分用のメモ」というスタンスで投稿しています。 自分のために(振り返るため、見返すために)旅の記録を残します。 しかし、自分だけに留めることは、どこか勿体無い気がします(現代人らしい考え方?)。 そこで、自分のための記録を、公開することにしました。

マガジン

  • 弾丸九州旅行記

    「水平線を境に、上は水色、下は藍色。そんな単調なキャンバスに、たなびく雲、船が作り出した波の轍、ファンネルから排出された黒い煙が描き足される。」

  • 西へ700km旅行記

  • 近鉄フリーきっぷの旅

    「途中、警笛を鳴らして速度を落とすので何事かと思ったら、鹿とすれ違った。どうやら鹿が線路に立ち入ったようだ。そういうところなのである。」

  • C99の旅2021冬

    「椅子や机が運ばれていく様子は終わったことを感じさせたが、出口までの道のりでは、名残惜しいとかではなく、次回の構成などについて話していたと思う」

  • どこでもきっぷ

    「このように思い付きで長距離ワープができるのが、どこでもきっぷの良いところである。」

最近の記事

ぷらっとふくい旅(後半)

前回はこちら 圧巻の柱状節理を堪能した後は、そのまま「荒磯遊歩道」を南下。これは、左右が木々に覆われた、平坦な山道のような道だ。 ひたすら自然豊かな道が続く。時折、鳶のような鳥が群れをなして飛んでゆく。まるで、どこか遠くのジャングルを探検しているようだ。 しばらく歩くと国道に出る。そこからバスに乗車し、えちぜん鉄道の三国駅方面へ。その前に、温泉に立ち寄る。 ここはもともと行くつもりだったわけではない。道中、車内でマップに出てきて良さげやな〜と思い、立ち寄ろうと決めた。 で

    • ぷらっとふくい旅(前半)

      5月2日の朝。いつもと同じぐらいの時間に家を出て、電車に揺られる。いつもと違うのは、敦賀行きの新快速に乗車している、ということ。そう、これから日帰り小旅行をするのだ。 京都駅で後ろ8両を切り離しスッキリした4両の敦賀行きは、湖西線を北上する。暦上は平日でも、世間はGW。車内には旅行や帰省をすると思わしき人も、ちらほらとみられる。 右手の車窓からは、田んぼや木々の緑、そして琵琶湖や快晴な空の青色が見え、美しい景色が広がる。が、私はほぼ寝ていた。昨晩TwitterのFFに突如呼び

      • 贅沢は、たまにするから贅沢なのだ

        先日、海の京都・丹後へ一人旅をしてきました。 23回目の誕生日に何かしらの予定を入れたかったからです。仕事に追われる日々の生活から逃避するためには、どこかへ旅をするのが最も自分に合っているのです。まあ、未到の地である丹後を訪れてみたかったというのも理由の一つです。 朝、難波から高速バスに乗って西舞鶴へ向かいます。平日だからか、乗客は少なく、10人もいません。あまり寝れていないため、高速道路に入ってからは仮眠をとります。その間、バスは三田や福知山を通り、気がづけばもう西舞鶴

        • 鈍行旅行、白黒フィルムを携えて

           昨年末、C103に行ってきました。C99から知人が同人活動を始めて、その売り子として参加させてもらうことはや2年。気がつけば4回目の参加です。  いつものように東海道線をひたすら乗り継いで東へ向かいます。大阪を朝に出ると、浜松には昼頃につきます。せっかくだから、鰻重をいただきました。選んだ店は漁協直営ということもあり、これが美味しい!そういえば、浜松といえば餃子も有名ですが、まだそれを食べたことがありません。次はそれを食べてもいいかもしれない。  その後、ひたすらロングシ

        ぷらっとふくい旅(後半)

        マガジン

        • 弾丸九州旅行記
          3本
        • 西へ700km旅行記
          3本
        • 近鉄フリーきっぷの旅
          2本
        • C99の旅2021冬
          2本
        • どこでもきっぷ
          3本
        • 青春18きっぷ(2021夏)
          3本

        記事

          個人的今年の一年(2/2)

          前回はこちらから 5月1ヶ月程度と聞かされていた内定者研修は、結局1ヶ月半ほどまで伸びた。おかげで、思っていたよりも長く、都会人的生活を送ることができた。 セコマへドライブ ある日曜日の夜、時刻は21時。カーシェアでセイコーマートへ行った。確か、Youtubeでセコマの動画を見ていたのがきっかけだった。 マップを開いて検索する。車で30分ほどで着くらしい。意外と近い。カーシェアのアプリを開く。ここは東京、空を食うようにびっしりビルが湧く街。車なんぞ、いっぱいある。 練

          個人的今年の一年(2/2)

          個人的今年の一年(1/2)

          はじめに今年は良くも悪くもいろんなことがあった。大学を卒業し、社会人になったのだから、いろんなことがあって当然だ。 だが、これらの経験を無駄にしてしまっては勿体無い。そこで、整理するために、ここにアウトプットする。 1月この月は12ヶ月の中でもイベントが多かった月だったと思う。卒論の脱稿、失恋、内定者研修、引越し先探し、ギター散財… 色々あるが、これらの中から2つほどピックアップする。 東京への内定者研修 この頃は毎月東京へ行っていた。内定先が東京で毎月行われる研修の交

          個人的今年の一年(1/2)

          5か月寝かしたフィルム(弾丸九州旅行記・その2)

          この旅の記事はこちらから 言い訳気づけば、あの旅から5か月が過ぎた。しかし、記事の更新は途中で止まっている。なぜなら、言語化することに面倒さを感じてしまったからだ。 下船後、ひたすら借りたチャリで走り、波止場で読書をした。 つまりは、何もしてないのだ。それを言語化して記事にすることに面倒さを感じ、更新を止めてしまった。 ただ、この旅は、個人的には、大いに有意義なものだった。慣れない社会人生活から離れてリフレッシュできたし、未踏の地である九州を肌で感じることができたからだ

          5か月寝かしたフィルム(弾丸九州旅行記・その2)

          山奥に集う修行僧たち(西へ700km旅行記・その2)

          このシリーズの記事はこちらから 1日目(つづき)新見駅からは、お待ちかねの芸備線に乗車する。 ホームには、そこらの電車より少々短い気動車が1両、停まっている。 発車する10分ほど前に、このワンマンカーに乗り込む。 そこで、自分が大きな誤算をしていることに気づく。それは、  平日 = 同業者が少ない という思い込みだ。 車内は立ち客がでるほど混雑している。 過疎路線は全国各地にあるが、それらは廃線論が浮上するたびに、鉄道ファンの注目を集める。そして、乗れるうちに乗っておこう

          山奥に集う修行僧たち(西へ700km旅行記・その2)

          手頃な田舎が好き(西へ700km旅行記・その1)

          前回はこちら 1日目いつもより少し早く起きて、6時過ぎの電車に乗る。朝早いが、すべての席は出社する人たちなどで埋まっている。そう、今日は金曜日、つまり平日なのだ。 サラリーマンたちとともに電車に揺られる。彼らは仕事をするために揺られている。私は旅をするために揺られている。私は一応、社会人の端くれだが、今日ばかりはカジュアルな服装にバックパックを背負うことで、トラベラーに「変身」しているのだ。 乗換したり寝たり車窓を眺めたり、なんやかんやしていると、時刻は9時半。あっという間

          手頃な田舎が好き(西へ700km旅行記・その1)

          旅の装備品はフィルムカメラ(西へ700km旅行記・0日目)

          はじめにいつものように、青春18きっぷを使った旅行をしてきた。 今回は、大阪からひたすら列車を乗り継ぎながら西へ向かうという2泊3日の旅である。 なぜ西へ向かうのか  未訪の地だからだ。大阪から東へつながる東海道線は鈍行で何度か移動したことはあるが、西へつながる山陽本線は、倉敷以西はほとんど乗ったことがない。以前、どこでもきっぷで旅行した時に、尾道に立ち寄ったことがあるぐらいだ。そこで、頭の中のマップにある、幹線でありながら未踏のその路線を埋めようと考えたのだ。  また、

          旅の装備品はフィルムカメラ(西へ700km旅行記・0日目)

          私はなぜ青いキャンバスに魅了されるのか(弾丸九州旅行記・その1)

          前回はこちら 大阪〜志布志4月30日。弾丸九州旅行の始まりだ。 まずは大阪〜志布志便が発着する第2ターミナルへ。乗船手続きを済ませて建屋を抜けると、そこには巨大な船体が眼前に広がる。フェリーは、遠くから見ても存在感があるが、やはり近くで見ると迫力がある。27枚撮り「写ルンです」の1枚目は、これにした。 とはいえ、まだ16時。17時の出航まで、あと1時間ある。早く入ってもすることがないのではないか。そう思って辺りを見回すと、喫煙所があった。普段から好んで吸うわけではないが、

          私はなぜ青いキャンバスに魅了されるのか(弾丸九州旅行記・その1)

          思い立ったが吉日?(弾丸九州旅行記・0日目)

          はじめにnoteに投稿するのは随分と久しぶりです。前回は昨年の8月。この間、旅行をしていなかったわけではありません。東京ぐらいは行きました。そして社会人にもなりました。ただ、投稿するのを怠っていただけです。 記録をしなくなって、旅を振り返られないことに気がつきました。撮った画像だけ見ても、あまり思い出せない。そもそも、膨大な画像群の中から旅の画像が目につくことさえ稀です。つまり、旅を意味あるものにするためには、アウトプットが必要なのです。 そこで、まだ旅の熱が冷めないうちに、

          思い立ったが吉日?(弾丸九州旅行記・0日目)

          台風とC100

          コミケは前回も参戦しているので、今回は台風に焦点を当てて話そうと思う。 前回のあらすじ 前日(8月12日)はコミケに参加するため、東海道線を乗り継いで京都から東京へ向かった。途中、浜松で鰻丼を堪能し、大鉄で親しみのある車両に再会しながら東京へ向かった。 8月13日(土)この日はコミケ当日。しかし、この日は台風に振り回された一日でもあった。 朝起きてテレビをつけると、今晩東海・関東地方に最も接近すると報じている。しかし、宿を出た7時半時点では、まだ雨は降っていない。 地下

          台風とC100

          静岡区間を楽しむ東海道線五十三次

          はじめに今回は、京都から東京まで、東海道線で移動したという話。 京都から東京まで東海道線で移動することに、どこか東海道五十三次と近しさを感じたため、このタイトルにした。他意はない。 1日目計画は早々に頓挫する 時は2022年8月12日。京都駅7時3分発の新快速で東へ向かう。この日は、お盆の合間とはいえ暦上は平日で、出社する人も少なくない。他方で、同胞も同様に少なくない。米原が近づいてくると、後者のほうが目立ってくる。 311系で関ヶ原を超えて岐阜県に入り、大垣からはJR東

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          緑の海、日本の夏

          はじめに今回は、日本海に沿うように、舞鶴線と小浜線を乗り通してきたという話。 今年も青春18きっぷを購入し、まずは乗りつぶしをしたいと思い、この区間を選んだ。 嵯峨野山陰線旅の始まりは京都駅。まずは綾部駅を目指す。6時37分の嵯峨野線普通電車で園部駅まで乗車し、接続の福知山行き普通列車に乗り換えて綾部駅を目指す。園部駅からは「ワンマン・単線・山々」とローカル線三拍子が出揃い、これまでと様相がガラッと変わって、いよいよ「山陰線」らしくなる。途中、列車の行違いをしながら京都府を

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          列車に揺られて三重巡り(近鉄フリパ旅 その2)

          一日目はこちら そういえば、今回使っている企画乗車券「近鉄全線3日間フリーきっぷ」の話をしていなかった。これは、近鉄全線が3日間乗り放題となる企画乗車券である。ただ、同じようなもの(近鉄週末フリーパス)が、それ以前から販売されている。では、それとは何が違うのか。相違点は以下のとおりである。 ・3000円(週末フリーパスは4200円) ・いつでも利用できる(週末フリーパスは土日を含む3日間) ・期間限定(3月末まで、現在は発売終了) つまり、1日あたり1000円と更に安くなり

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