見出し画像

物書きになりなさい


24歳の時、1週間会社を休んでインドネシアにボランティア旅行へ行った。
日本という恵まれた環境で育ってきた私にとって軽いショックがあり、その体験を簡単なレポートにして、当時の情報システム部の部長に読んでもらった。
「あ、そう。ずいぶん長く休んだね」
という感じで、その時は何も言われなかった。

数年後、夫の海外赴任で私は退職を決めた。
送別会で部長が、

「あなたは物書きになりなさい。インドネシアのレポートは素晴らしかった。これだけの文章が書けるように勉強しなさい、と娘たちにも読ませたよ」
と言ってくれたのは、30年以上たった今でも忘れない。

昔から反抗的な私は、「私もそう思ってるんですよ!」と返して笑わせたけど、
本当に嬉しかったんですよ、部長。

自分の好きなことを褒めてもらうっていう記憶は、一生消えないんだな。

そうして安定した大きな会社を辞め、海外生活、子育て、社会復帰、、まっすぐのようで決してそうではない私の半生。いつも書くことで、口頭ではうまく伝えられない思いを心の中で整理してきた。

私は書くことが大好き。誰にでもわかる短い簡潔な文章で、思いを伝えたい。もちろん物書きなんてなれないけど、少しだけ形にすることができました。

ウエルストーンは小さな会社です。
いろんな人がいますし、出たり入ったりもあります。毎日、東京タワーを見ながら小さなビルの5階のオフィスに出勤して、自分の席に着くとなぜかホッとする。間違いなく私の、ひとつの居場所なんだと思う。

その会社について私も学びながら、多くの人にわかってもらえるように、たくさん書いていきたいし、集まってくれた仲間たちの思いもうまく伝えていけたらいいなと思います。
よかったら訪れてみて下さい。


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?