全部ただの思い出で、思い出がすべてだという話。
すごくうれしいことがあったとき、なぜか「あまり調子にのってはいけない」と思ってちゃんとよろこぶことができなかったり、かなしいことがあったとき、「別にたいしたことではない」ということにしてちゃんと悲しむことができないことがある。
事実と感情を分けて、すこし離れたところから見て「これが悲しかったんだな」などと理由をつけて溜飲を下げたりする。
かと思うと、感情がおおきく動かない日常のとるにたらないシーンの中で「あ、この瞬間をあとで思い出すだろうな」と思うことがある。
友達と一