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トークン発行体が売上を自社トークンで計上しない理由

トークン発行体は自前のトークンで売上を建てない方が良い理由について書きます。 Axie, STEPNといった著名なweb3サービスも、NFT売買にはethやsolが決済通貨として採用されており、運営手数料は上記通貨が同じく発生します。 マイナー所で私が2年前ほど前に触っていたBSCチェーンのDNAxCATというAxieのパクリゲーでは少し面白いことが起きていました。 このゲームはBSCチェーンで運営されておりSFCを稼ぐ所謂よくあるP2Eゲームでした。 元々は、BSCチ

    • [読んでみた] Vitalik Buterinの本

      友人に紹介されたので、とりあえず買って読んでみたら意外と面白かった本です。Ethereum創設者のVitalik Buterin氏の発信内容が纏められたもので2014年から2021年の最近の考えまで含まれています。 反芻中のため、読み返してく中で適宜追加しようと思っていますが、極めて面白いと感じたものをピックアップします。 1. 「Judge As a Service」の世界観 スマートコントラクトが汎用的に利用された際のユースケースとして指摘していた「Judge A

      • クリプト雑殴りメモ✍🏻1

        雑です。 Web3はビジネスなのか? 一応、web3を所有による権利の証券化・分散化が出来た世界観としておく(web2はコンテンツ流通の民主化とでもしておく)。ビジネスは、経営資源を使った営利活動としておく。 ソリューションサービス(SDKなど技術基盤提供、コンサルティング)、コンテンツサービスはビジネスな感じがする。何故ならば事業モデルはWeb2とほぼ同じだから。何故ならば、作り手・使い手という関係が明確だから。使い手は、目的のためにサービスを利用しているので、わざわ

        • P2E = 「ゲームの生涯収益を得る権利」を分配する事業スタイル、という考え方

          要点はじめにP2Eをゲーム会社や開発元などの事業観点でまとめた記事を探していたのですが、結構探しても見当たらなかったのでまとめようと思いました。 P2Eがなぜ成り立つのかという疑問に対しては、買い圧vs.売り圧のような需給の話がほとんどですがタイトルのような考え方もあるんじゃないかということでまとめました。 従来のゲーム事業 - 初期投資回収モデルこれまでのゲーム開発は大体↑のグラフの流れです。ゲーム開発に限らず、一般的な事業投資は大体こういう形でしょう。ブロックチェーン

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