見出し画像

スタートアップの時期を乗り越えられるかは胸の高鳴りにかかっている

起業をしてからの数年間を乗り越えるのに必要なものは何でしょうか?

私の場合は「ワクワク感」しかありません。この事業が10年後、20年後、世の中に与える影響を想像したり、また、事業的にも大きくなることを想像すると、ただただワクワクします。

スタートアップの時期は結構辛い

この胸の高鳴りがもしも無いとすると、正直とても辛かったように思います。スタートアップの時期は本当に暗闇の中を走っている感じです。一筋の光でも見えていれば良いのですが、試行錯誤の中、最初の数年間は全く見えてきません。

もちろん、世の中にとってこの事業は必要だと確信はしています。確信はしていても結果が伴うのは同時ではありません。やはり、結果は遅れてやってくるのです。

自分やビジネスパートナーを信じるという気持ちだけでは、中々に厳しいものを感じていました。また、金銭的な面でも追い詰められます。最も世の中に与える影響が大きく、その結果リターンも大きいであろう事業に集中させるからです。目の前にぶら下がる人参を敢えて食べないというのは、想像するよりも辛いものです。

このように、0から1にするのは、よって立つものがないため、精神的にも厳しい状態が続くのです。

想いを人に伝えるから続けられる

だけど、面白い!いや、だから、面白い!

面白いのです。いわゆる「アーリー」と言われる時期は、辛いベクトルと同じぐらい、ワクワクするベクトルを伴うからです。

「この事業が世の中に広まったなら、きっと、今より良くなるはずだ!」

それを、まだ海の物とも山の物ともつかぬ時期から周りには言い続けました。熱量を持って「こんな世の中にしたいんだ!こうなったら素敵だと思わないか?」と。

そうしていくうちに、この想いに賛同してくれる仲間が現れ、そして、増えてきました。

いまは「アーリー」を抜け、「ミドル」に移行しています。ワクワクを共有できる仲間が増えたことで、事業にドライブがかかったからです。もちろん、そうなってくると、全てのスタッフに私の理念が浸透しなくなるので、別の問題は出てきますが、それはそれで、対策すれば良いだけです。

アーリーの頃の問題とは質が全く違うので、精神的にはとても楽ですし、何より、私より優秀な仲間が解決策を見出してくれるでしょう。

想いの強さに人は共感する

精神論的になってしまいますが、結局は自分の想いの強さが人を動かすのではないかと思います。起業後、自分と同じ想いを持った仲間を増やしていくためには、やはり、自分の想いを伝えていくことが大事ですし、その想いの強さに人は共感し共に走り出すのです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?