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最初からオリジナリティを発揮せず真似した方が安全で近道

これから新しく事業を始めようと思っている人の中で、どうやって事業を組み立てれば良いかがわからず悩んでいる人は少なからずいるのではないでしょうか?

中小企業ですと350万社程度はありますので、まずは上手くいっている企業のビジネスモデルを真似てみるのが近道だと思います。

もちろん、欧米のように斬新なビジネスモデルを市場に投入して「Disruptor」になりたいのであれば、真似てる場合ではありませんが、現実的には難しいだろうと思います。

ビジネスモデルは誰かが試してくれている

そもそも事業を始める際に完全にオリジナルなビジネスモデルを構築するのは困難です。また、せっかく先に誰かが試して上手くいっているビジネスモデルがあるのなら、真似をした方が成功する確率はあがります。

実際、私が参画しているプログラミング事業は、ある有名な教育系企業のビジネスモデルをベースに組み立てました。組み立てる際には、そのベースとなる企業で仕事をしていた人から慢性的な問題や、その企業の根幹にある強さがこの数十年でどのように変化したかなどをリサーチしました。

そして、昭和期に作られたビジネスモデルを、現在のテクノロジーやインフラを適用して作り変えたのが今の形になります。このビジネスモデルは幸い上手くいっています。向こう10年程度はもつんじゃないかなあと思っていますが、常に警戒もしています。

また、もう一つのBtoBの事業も、ある企業のビジネスモデルを真似て組み立てました。こちらもそっくりそのままではなく、今の時代に合わせた形で組み立てています。

ビジネスモデルの基本の型から発展させる

ビジネスモデルの組み立て方を誤ると、事業を軌道に乗せるのに不必要な苦労を強いられます。ですので、やはり現存するビジネスモデルは一通り頭の中に入れておく必要があります。

そして、そのビジネスモデルを、どの部分に適用するか、また誰に対して適用するかなどを頭の中でこねくり回し、ビジネスパートナーとディスカッションを重ねて、戦略を決めていきます。

戦略が決まれば、試験的に市場に投入し、ブラッシュアップを重ねながら、ある一定の水準に来れば仕組み化をし、あとは拡げるだけです。

もちろん、失敗や外部環境の急激な変化により、戦略レベルからの見直しも発生しますが、概ねこのサイクルで上手くいっています。

同じ業種の中で頭ひとつふたつ抜きん出ている企業が必ずありますので、そのような企業のビジネスモデルを読み解いてみるのもとても勉強になると思います。


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