知識こそ生きる武器

　最近，私が心掛けていることは，とにかく「知識」を付けることです。知識は，困ったときの助けとなったり，新たなことに挑戦するときに不安を取り除き，背中を押してくれるものとなります。知識がなければ，昨今の不透明な社会を生き抜くことはできないのではないでしょうか？

　知識が増えれば，生き方の選択肢が増えます。自己コントロールも知識によって行うことが可能です。場合によって，どのような考え方がふさわしいか，自分のそのときの感情だけに任せるのではなく，さまざまな対応方法を身に付けることで，人間としての幅が広がります。私は，イライラを感じそうになると，「命の時間は不平等。だからイライラする時間がもったいない」と自分言い聞かせます。そうすると，気分が楽になります。イライラするもしないも自分次第なのです。

　また，知識を増やすことで，人と様々な分野で話をすることができるようになりました。そして，様々な分野に興味を持ち，勉強をすること，本を読むことが楽しくて仕方がありません。日本人は，本を読まない人種だといわれています。一か月で日本人が読む本の平均は，0.69冊と言われています。半分以上の人たちが，一か月に１冊も本を読んでいないのです。学生に話を聞いてみても，本を自分で選んで読み切ったことがない生徒も多々います。それだけ，知識を身に付ける人が減ってしまっているのです。

　自分の人生をよりよいものにするため，自分を守るためにも知識をつけましょう。知識があれば，なんでも挑戦できます。必ず隙間の時間は誰にでもあるはずです。隙間の時間を30分でもいいので作り，自己成長のために使ってみてください。物事の見え方，考え方が選択できるようになると思います。そのような贅沢な人生を歩んでみてはいかがでしょうか？？