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台湾映画 弱くて強い女たち

台湾映画「弱くて強い女たち」をNetflixで見た。何十年も会っていなかった父が亡くなったことから物語が進んでいく。

映画の感想をネットで見ると、誰にも感情移入できないという意見もあった。
自分も特定の誰かに感情移入していたわけではない。
しかし、映画の中の家族の境遇が、うちのおばあちゃんとおばさん、お母さんの家族に似ていた。

私は私のお母さんのお父さん(母方のおじいちゃん)を知らない。
お母さんが小さい頃にいなくなったと聞いている。おじいちゃんは他に家庭があるとも聞いている。
映画では、他に子どもはいなかったが、長年連れ添ったパートナーがいた。
ネタバレになると面白くないので、詳しくは書かないが、ラストシーンに「良かった」と思った。
簡単に良かった、などと言えるのは、私が孫の立場だからだろうか。おばさんやお母さんの立場だったらまた違った感情になっているかもしれない。

きっと、うちのおばあちゃんでは映画のようにはいかないだろう。
子どもが小さい頃に夫がいなくなり、女手一つで娘たちを育ててきた境遇と性格がおばあちゃんとよく似ている。細かい事は自分も聞いていないので夫に対する感情などは異なるだろうが。
なので、このような未来もあるのだろうかと興味深く映画を見ていた。

最後に

「家族」であるかは一緒にいた年月、血縁関係、戸籍上の関係だけで決める事はできない。また、本人達だけが決めることができる。本人達以外が決めつけることはできない関係である。と思う。


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