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PTAっている?いらない?④

これまで、元小学校PTA会長として私なりの経験を書かせていただきました☺️

前回までの①〜③はマガジンにまとめてありますので、よろしければご覧ください📝✨

PTA会長になり、「面倒だな」「嫌だな」と思ったことも、もちろんありましたが、PTA会長にならなかったら叶わなかった素敵な出会いもありました。

「PTAっている?いらない?③」にも書かせていただいた通り、本部メンバーはもちろん、他の委員の皆さん、そして先生方が味方になってくださり、順調に運営していくことができました。

ただ時々、孤独を感じてしまうこともありました。

そんな時に心の支えになったのはまず、なんでも相談できる友達の存在です!

長男の友達のお母さんですが、あえて「ママ友」と呼ばずに「友達」と呼ばせてもらいました😄

彼女は私と同じ男の子3兄弟を育てているお母さんですが、私よりも10年ほど人生経験を積んだ方。

お子さんも、お兄ちゃんは成人していて、私がこれから経験するであろうことをすでに経験済みなのです!

そんな方のお子さんと長男が、たまたま同じクラスになり、私が引っ越してきて初めての保護者会で、「ウチも3人男の子居るんですよ〜」と話しかけてくれたのがきっかけでした。

彼女も私も、大人数でワイワイ「ママ友会」をするのが好きではないのと、お酒が好き、という共通点もあり、一緒にランチをしたり飲みに行ったりするようになりました。

彼女には、それはそれは数え切れないほどの相談、愚痴、不満、色々な話を聞いてもらいました。

PTA会長になってからも沢山話を聞いてくれて、経験談やアドバイスもくれて、かと言って周りにベラベラ喋るわけでもなく、本当に助けてもらいました!

アメリカに来た今も、連絡を取り合っていて、いつも見守ってくれている存在です💕

また、会長にならなかったら、出会うことのなかった方々。

それは、他校のPTA会長の皆さんです!

私が所属していた小学校のPTAは、自治体の「PTA連合会(P連)」に加盟していました。

P連には、各小学校はもちろん、中学校のPTAも加盟しています。

P連への加盟は自由なので、自治体全ての小中学校が加盟しているわけではありませんが、ほとんどの小中学校のPTA会長または副会長が理事として、理事会に参加します。

人生で初めてPTA会長になり、理事一年目として参加してみた感想は、率直に「なにがなんやら、わけわからん」といったところでした😅

参加してみて、まず驚いたことは、小中合わせて12校のうち「お父さん会長」が3人いらっしゃったことと、P連本部にも男性が副会長として1人、3つあるP連委員の委員長さんの中にも1人いらっしゃったことです。

しかもお父さん会長さんのうちお二人が2年目、P連副会長さんもPTA会長の経験のある方。

「こんなにPTAに関心のあるお父さんいるんだ〜!」とびっくりしました。

お話を聞いたりしていると、初めは「PTAをぶっ潰してやる!」という気持ちで会長になったけど、やってくうちにハマっちゃった、とのことでした🤣

私の他にも、「一年目理事」の方が沢山いらっしゃったので、皆さんの悩みや疑問は本当には本当に共感できるものばかりでした。

理事会は、本当に熱心な方々の集まりで、予定より長引くこともありましたが、分からないことがあっても、「そんなことも知らないの?」とは一切言わず、経験のある方が丁寧に教えてくださり、質問のしやすい空気を作ってくださっていたと思います。

「理事会で得たことは自分たちの学校にも持ち帰らなくちゃ」と素直に思うことができました。

しかし、各学校のPTAは「仕方なく」なった人たちが多数いるので、自分のやる気だけを押し付けるわけにもいかず、どうやってP連やPTAの必要性をひろめていけば良いのかな、とずっと考えていました。

「P連って面倒くさいな」と他のメンバーにも思われたくなかったので、必要な印刷作業などひとりで行いました。

ここは、もしかしたら少し一緒に作業したりしてP連そのものの知名度を上げれば良かったかな、とも思っています💦

現在、P連の脱退や、PTAの解体が全国的に進んでいっている中で、どうしたら親(保護者)、学校、地域が一体となって子供たちの学校生活や生活そのものをサポートしていけるだろう…ときちんと向き合って考えていかなければならないところに来ているんじゃないかな、と思っています。

家庭の事情もあるし、価値観の違いもあるし、「万人が納得する」というのは難しいと思います。

でも、子供を産んで社会の中で育てていく以上、「誰とも関わらないで自分たちだけで育てていく」というのは100%あり得ない。

自分たちも子供の時にそうであったように、自分の子供も必ずどこかで誰かに助けてもらい、必ず迷惑もかけてしまっているはず。

私は、地域の見守り活動というのは、私たちの親の世代から子供へ孫へ繋げていくバトンだと思っています。

PTA活動が始まった昭和の時代から変わってきたものも沢山ありますが、「子供たちのため」という思いは変わらないと思います。

「できる人が、できることを、できる時に」

そういう仕組みづくりを、結婚してる、してないとか、男とか女とか、子供がいる、いない、ひとりっ子とか子だくさんとか、そういうのを関係なくみんなで考えていければ良いのになぁ、と思っています。

まずは自分の住んでいる地域から、学校から、自分には何ができるのか…。そんなこと考える余裕がない時ももちろんありますが、選挙に行くとか、そういうところから始めてみても良いかも知れません。

私自身、PTAは必要だと思ってますが、やりたくない人に無理やりやってもらう、とか「やらない人が得をする」とか、そういうのはすごく嫌だなぁ、と感じています。

政治への関心とか、そういうことにも繋がっていくと思うのですが、ひとりひとりが「他人事」ではなく「自分ごと」として関心を寄せていけるようになっていったら素敵だなぁ、と思います☺️

長くなりましたが、「PTAっている?いらない?」は一旦ここで終わりにしようと思います!

まだまだ問題提起しないといけないことは沢山あるなぁ、と感じています。

最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!

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