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KFの活動にかける思い。


「まちが学生を育てる。学生がまちを変える。」

これは、KFのミッションです。KFとは、「くにたち富士見台人間環境キーステーション」というNPO法人の略称なのですが、法人であるこの組織の活動には大きな特徴があります。それは、

「大学生が主体」

ということです。

一橋大学をはじめとする国立周辺の各大学の学生が主体となって、地域の大人とともに、東京都国立市内の主に富士見台地域のまちづくりを進めるKFは、一橋生にはお馴染みの「まちづくり×ビジネスサークル Pro-K(プロック)」としてこれまでnoteの発信を行ってきました。しかし今回から、KFとして新たな情報発信に踏み出すこととなりました。その意図とは何なのか、KFの活動とはどのようなものなのか、を探るべく、学生統括と副統括にインタビューをしました!

ちなみに、学生統括とは大人から大学生までが関わるKF内における学生を束ねるリーダー、副統括は学生の副リーダーという位置づけです。


そもそもなぜKF noteを始めることになったんですか?

統括 まず、Pro-K(プロック)とKFの違いから説明していきたいと思います。結論からして、KFで活動する大学生は、みんなPro-Kの一員。KFは、地域でまちづくりを進めるNPO法人だから、地域の商店主さんをはじめ、たくさんの大人の方がいる一方、そこに所属する大学生たちの活動への入り口は、Pro-Kなのです。Pro-Kとは、サークル名で、KFでまちづくりや地域ビジネスの活動を担いたいという学生たちが集まる場として大学にPro-Kというサークルを置き、そこに集った学生たちが、NPO法人の一員となって、まちの活動に溶け込んでいくイメージですね!

KF内の学生をまとめてPro-Kと呼ぶこともあるんだとか。

統括 これまで、Pro-Kとして情報発信をしてきたものの、大学の新歓期に立ち上げた、一学生団体としてのnoteだったということもあり、KFの地域に向けた幅広い活動が、一緒に活動している地域の方に向けては伝わりにくいという課題がありました。学生団体というイメージとは別に、地域密着型のNPO法人としてアクティブな発信をすることで、KFの活動全体をお伝えしたいという思いから、KF noteをスタートさせました。

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KFについて熱く語る学生統括。今日も商店街を駆け回ります。

副統括 Pro-Kでは、「まちづくり×ビジネスサークル」というだけあって、やはりKFの学生が運営する各店舗のビジネス面の発信が強かったです。でも、私たちの活動は、本来、まちづくりや地域とのつながりという側面が強い。だからこそ、そちらに軸を置いた発信をしたいです。KFとしての報告書のようなものとして、タイムリーな情報発信を心掛けたいですね。


統括・副統括として活動し始めて、何か大きな気づきはありましたか?

副統括 そもそも、学生はKFの一員として地域の活動に直接関わる一方で、地域物産店「とれたの」、コミュニティカフェ「ここたの」、手作り雑貨屋「ゆーから」、様々なイベントをホール経営を通して行う「まちかど」、地域のお祭りに参加したり、商店街情報誌『やっほー』を発行したりする「商店街協同」の5つのチームでの活動を通して、商店街活性化に寄与しています。店舗やチーム中心の活動から飛び出してみての気づきということですね。

統括 統括になって感じたのは、やはり、地域の人たちの存在がとても大きいということ。KFの運営の根幹に関わることが多くなりましたが、KFの運営にあたっていろんな人と話す機会が増え、様々な話がKFに流れてきます。大人の理事の方々や周辺の商店主の方々だけでなく、法人として中小企業診断士の方とやりとりをしたり、国立周辺で活動する他団体と関わってポスターコンクールのお手伝いをしたり、多岐に渡りますね。

副統括 学生と商店主さんたちが一緒に活動するKFではあるものの、地域に根差す商店主さんと、大学に入ってから国立富士見台地域に関わるようになった学生とでは、やはり力を入れることや思うことについて異なる点が意外にも多くあるということにも気づきました。店舗経営と地域活性化のための活動についても、直接通じる部分もあれば、距離が離れていることもありますし。

統括 まちづくりに関わるそれぞれのファクターが存在し、それを包含するのがKFと考えるといいと思います。学生としてではなく、まちの大人の視点に以前より気づくことができるようになったので、広く活動を見れるようになりたいです。

KFのこれまでの活動を踏まえて、これから商店街と国立富士見台地域をどのようにしていきたいですか?

統括 まず、学生が富士見台地域にいることに意義があると思います。学生が商店街の活動を参画することで、アクティブさが生まれると同時に、学生から価値をどんどん生み出していって、富士見台地域を、地域と学生が一体となってまちをつくるアイデンティティがあるんだと思えるような場にしていきたいですね。

副統括 シャッター街だったむっさ21を復活させたことはすごいことかもしれませんが、実をいうと、「学生のおかげ」で商店街があるということでもないと思います。商店主さんたちも取り組んでいることがあってこそ、このまちが出来ているわけで、そこに学生が加わることが刺激になるということでしょうか。学生にとっても、大人と関わることで、学びとれるものがあるので、双方向で学びの循環が生まれているような気がします!(統括も同意とのこと。)

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インタビューに応じる副統括。とても頼もしい存在です。

統括 商店街は、放置しているといつかはなくなってしまうかもしれないので、情報が更新され続けていることが大切だと思います。学生が、そういった新しさという面に関与し続けていければいいのかな。

学生・地域・行政の連携が特徴であるKFの強みを感じることは?

統括 やっぱり関わる大人の規模感が巨大だということでしょう。商店街全体をさらに超えたつながりも生まれてきます。また、学生として活動に関わっているものの、NPO法人の一員であることの意義はすごく大きいと思います。まちの大人の方々が、学生を法人の一メンバーとして大人のように対等に扱ってくださるのです。いい意味で特別感なく活動できて、でも学生としての新しさは発信していけるというところが、まちづくりを進める上でよい気がします。NPO法人だからこその行政とのつながりもありますね。

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ホワイトボードを使ってKFを力説する学生統括。的確な説明でした。

最後に

いかがでしたか?
KFは、これまでの軌跡をもとに、これからもnoteでの情報発信をはじめ、地域のまちづくりを学生として、ときに一大人として、意欲的に進めていきます!

KFという組織に少しでも興味をもってくださった方は、まずは、富士見台名店街(通称むっさ21)をはじめとするいくつかの商店街を訪れてみてはいかがですか?

KFとしてFacebookの更新も行っているので、そちらもぜひご確認ください。

それでは、KFnoteに乞うご期待!!

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