所有欲ビジネスが、意外とブルーオーシャンで難しいということ
国から想起される、ブランドはすごい!
読めてなかったForbesを読んでいて、世界長者番付の1位、2位がジェフ・ベゾスとビル・ゲイツで、これらは使用欲を満たす会社の経営者で、3位のLVMHのベルナール・アルノーのビジネスは、所有欲を満たす、ということ。
ちなみに、LVMHとは、ルイ・ヴィトンとか、ブルガリとか、クリスチャン・ディオールを束ねている会社です。
自分の描いている最終的なビジネスモデルは、xR時代のGoogleで。そこへたどり着くための手法として、LVMHをすごく参考にしてます。
ベルナール・アルノーは、フランスといえば、、で想起されるものを買収して育てていったという背景があり。要は他の国の人が知っているブランドっていうのは、国以上に大きな価値を持つってことで。
日本でいうと、アメリカの人は、安倍晋三は知らないかもしれないですが。ソニー、トヨタ、ホンダは、知っているというイメージですね。自分のイメージはネインを通じて進めていった先に、こういったグローバルブランドを活用したビジネス展開のイメージを持っています。
所有欲を満たす日本のブランドとは?
一方で、所有欲、と言われると日本のブランドは弱いなと。
ソニーを持っている所有欲
トヨタを持っている所有欲
とか、あまり聞いたことないので。レクサスは多少あるのかなぁ、どうだろう。
ルイ・ヴィトンや、グッチの様な所有欲を満たすブランドでテクノロジーというと、メルセデスや、BMW、ポルシェ、フェラーリとかですが。そう考えると、アップルってそこまで行ってないですね。スティーブ・ジョブズはアップルを例えるときに、アップル、コカ・コーラ、NIKE、スターバックスといった表現をしていたかと思いますが。まさに、そのラインかも。NIKEは、所有欲は、エアマックスとか違うブランドで作っていっていますが。
大きく言うと、ラグジュアリーブランドか、コンシューマーブランドか、なのかもしれないですが。ただ、アップルを持つことがステータスでもあったりするので、一概に分けても言えないですが。
要は、自分のステータスを誇張するために持ちたくなる様なブランドが日本にいる身としては、あまり感じられないので。白物家電や美容品が、あるとは思いますが、Xiaomiじゃなくて、日本製がいい、となるわけでもなさそうなので。
自分の一部になるべき、と考えられていない!?
なんとなくですが、日本ブランドが所有欲まで高まらなかったのは、イノベーションよりも、オペレーションを優先したからなのかもしれません。そこは食いつないでいく、経営を回していく、という意味では大事なのですが。そこが透けてみえるというか。
生きていかなければいけないときには、それが最優先されますが。余裕があるときに、イノベーションあふれる行動や、プロダクトが出てこない。自分たちが会社として、何をしてかなければいけないのか、というプライド溢れたものが出てこない。
あまりに創業者を偶像化しすぎてそれが続きすぎていて。
アップルは、スティーブ・ジョブズのビジョンがあったけど。今や、ティム・クックのビジョンで動いており。ビジョンがしっかりしているが故に、人の尊敬を集められる。
ざっくりいうと、ビジョン不在ということになりますが。
自分を体現する表現の一つとしてのブランド、というものにはなっていない。
アセットとしてのブランド
スタートに戻りますが、自分がなぜLVMH的な動かし方をしたいかというと、まさにそれで。ビジョンがないところに、優秀な人をぶら下げておいているのがすごいもったいないと考えており。
自分がすごいかというと、ある程度人より誇ってやってきた部分もありますが、当然できないこともある。ただ、会社としてやっていかなければ、いけないことは説明できる。
これからつくっていかなければいけないテクノロジーが、AI、AR、Robotだと考えており、それを開発するアセットが欲しい。
ない部分については育てていくものがありますが、アセットとしてはあるものは有効活用したほうがよく。
AIは今リアルタイムで育っているものなので、少しずつ育てる必要があると考えていますが。既に日本でも育っているが、サービス化としては不透明な企業も多いと思うし。
ARは、例えばグラスは組み込みテクノロジーで、中国に押しやられている日本からでも、作れるチャンスがあるし。
Robotは、車メーカーがまさにやっていけそうなテクノロジーで、今後発展が考えられる。ちなみに、すべて自動運転化する前提において、広義で、空飛ぶ車もロボットと考えています。
さらに、マーケティング・チャネルとしても、想起してもらえる、という意味でブランドは効果的。何も知られていない名前よりも、知られている方が選ばれる。
国家レベルのブランドに磨き上げるから、価値がある
ただ、自分を体現するもの、と考えられるほどのブランドでなければ、結果消費されるだけなのかなと。
経営がうまくいっていようが、いまいが。
トム・フォードが、若い頃にグッチのベルトをし続けていたというストーリーにある様に、自分そのものであり、自分を体現するものであり。
そのくらいじゃないと、ソニーじゃなくて、ソフトバンクでも、メルカリでもよいのかもしれない。
TikTokでも、スナップチャットでも、要は知られていることに関しては、知っているか、知らないかという世界で。
LVMH的な経営として考えた場合、テクノロジーを創出できるアセットという観点だけでなく、ブランドを磨き上げることで、人の人生において、その人を体現するほどのレベル感に行き着かなければいけないということ。
と、自分なりの考えが少しまとまり、かつ、難しいからこそ、ブルーオーシャンなんですね。
そんな、世界観のなかで、AR技術の一歩として開発しているのが、Zeenyです。(宣伝)
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