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[改善]町工場に憧れのトイレ設置

工場内にトイレを新設した。1年ほど前、下水道が弊社前をようやく通過したので、思い切って予算を組んだのだ。

思えば、下水道工事が終わった直後、下水道整備費用として、約100万円の請求書が、ある日突然、役場から送られてきて「下水道なんて頼んでない!」と電話してしまったが、役場もお困りのようで、ここは前向きに考えて、憧れの水洗トイレを設置することにした。これまでは、定期的な汲み取り前提の汲み取り式トイレだった。

田舎の町工場で、少しでも働きやすい環境を整備したいという思いでトイレ新設の費用を捻出した。昨今の感染症対策として、手洗い用の自動洗浄機各室内にそれぞれ設置した。男性用小便器も、全自動で流れてくれるタイプだ。感動だ。

掃除用のモップも専門業者に定期的に交換してもらうタイプにした。まじか。いったい何があったんだ!というような感じである。

ファクトフルネス ハンス・ロスリング著」によると、所得レベルをレベル1~4の4段階に分類したとき、レベル2に関する以下のように記述がある。

レベル2の屋根はつぎはぎだらけで、雨が降ったら濡れて寒い思いをする。朝トイレに行くと、臭くてハエだらけだが、少なくとも壁らしきものがあって、いくらかはプライバシーがある。」 ファクトフルネス ハンス・ロスリング著から引用

この本には具体的記述はないが、レベル4だと、おそらくウォッシュレット付きのトイレのことになる。

下水道工事のおかげで、当社はようやくレベル4(おそらく今までレベル2.5くらいだった)である。本田宗一郎さんは、トイレが清潔でない工場で、きれいな製品が生まれるはずがない、とおっしゃったようである。

なるほど。清潔にするように心がけたい

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