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速攻で「動詞の完コピ」をする西野亮廣

心理学を応用した「子別学習」で有名な坪田塾を運営する坪田信貴さん。著書『才能の正体』で彼は「行動を完コピせよ!」と説く。正確には、「頭のいい人の行動を完コピしろ」。いい成績を取りたいと思ったら、普通は、頭のいい人(できる人)にこう質問するだろう。「どうやって勉強したら、できるようになるのか」。しかし、こんなノウハウを聞いても意味がないそうだ。それよりも、「勉強している姿を見せてください」とお願いするのがベスト。何時間勉強しているのか、休憩時間は何分くらい取るのか、どのくらいのペースで問題集を解くのか、ノートはどんな風に使うのか、参考書はなにを使っているのか。全部、完コピする。もちろん、真似る価値のあるモデル(見本)かどうかの見極めは大切。そして、坪田さんはこうも言っている。「頭のいい人やできる人の言葉は意味がない」。これはとても興味深いし、一理あると思う。なぜなら、実際の行動を変えない限り、結果や成果は変わらないから。望ましい結果には原因があり、それは行動変容であること、そして動詞を完コピしながら試行錯誤することを薦めているのだ。この実践者として、キンコン西野(西野亮廣)さんの事例を紹介しているのもおもしろい。西野さんは、速攻で行動の完コピをする人なのだそうだ。坪田さんから聞いた「本を売るためにはお中元やお歳暮が欠かせない」という教訓をすぐに実行していたのには驚かされる。普通なら「今日はいい話が聞けてよかった」で済まされるのが関の山。松下幸之助が人間の成長に最も重要なものは何かと聞かれ、「素直さ」とシンプルに答えた話を思い出した。さぁ、あなたは誰のどんな動詞を真似てみますか?

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