家族が倒れた!救済措置は?
数日前に家族が倒れ、ばたばたしていました。脳出血です。リハビリが必要ということでした。
その中でいくつかの制度を利用できるか検討しましたので、みなさんの参考になるように実体験を通して見てみた得する制度を4つだけ挙げてみます。
傷病手当金(社会保険に加入の方)
仕事に出られず休んでいる期間に対応して支給されます
いくつかの条件下で申請できます(傷病手当金について)
・社会保険に加入している(社会保険の制度)
・4日以上仕事を休んでいる(連続した3日間休んだ後の4日目以降)
・業務外の病気やケガである(業務に起因していれば労災の対象)
・給与の支払いがない(支払いがあっても一部だけであればその分が減額)
以上が簡単な条件です。
申請先は協会けんぽ等、加入している保険協会です。会社の総務の方が詳しいこともあり、相談すると用紙から全て用意してくれることもあります。
今回の家族の病気は数ヶ月に渡ってリハビリ入院が必要になるため申請する予定で、会社にはすでに相談しています。
高額療養費(限度額適用認定証)
けっこう有名で、これがあるから「医療保険」に加入しなくても良いという論調もよく目にします。
1ヶ月間で支払う個人負担分の医療費が上限を超えた場合、超過した額が戻ってくるというものです。
・70歳未満の方であればほとんどの方は上限が約9万円
(年収370万円~770万円くらい)
・70歳未満で年収がもっと少ない場合は上限が約6万円
(~年収370万円くらい)
今回の私の家族の場合は後者の6万円でしょうか。
事前に「限度額認定証」を申請して病院の窓口に提出することで、一時的な個人負担分の立替も不要で支出を減らせます。
こちらも協会けんぽ等の加入している健康保険協会に申請が必要です。
障害年金
ややこしいのが障害年金です。今回の私の家族の例でも受給できるかまだ分かりません。
なぜなら、障害年金を受給できる受給開始日(障害状態と判断される日)は
基本的には病気・ケガをしてから1年6ヶ月後と決められているからです。
普通に考えると当然かとは思います。
ケガ・病気で働けない場合でも数ヶ月で完治することは多々あり、完治する可能性のある病状の場合は1年6か月待機期間があるようなイメージです。
(手足の切断やペースメーカの埋め込みなど、完治する余地のない場合には障害年金の支給が即座に検討される条件もあります)
今回は脳出血に早めに気づけたことで回復も早そうで、視力の低下をメガネで補うなどすれば障害年金の対象にならないかもしれません。
検討する際には、所管の年金事務所への問い合わせが必要です。
医療費控除
こちらは、所得税の軽減措置です。
毎月の給料から控除されている所得税ですが、1月以降に前年度の確定申告をすれば前年に支払った所得税の一部が戻ってくるかもしれません。
注意点としては、ケガや病気で仕事をしていないぶん給料は少なくなっていると思いますので、本人の所得税は”ゼロ”という可能性があります。
その場合には、一緒に暮らしている財布が一緒の家族の確定申告をすれば「個人負担分の医療費」の金額に応じて家族の所得税が戻るかもしれません。
手続きは、確定申告ですので国税庁の管轄です。
今後も更新します
以上、得する制度というよりも「損しないための知識」として掲載しました。
家族の身に突然何かが起きると驚いてしまうと思います。
しかし、自分にも生活があり他の家族の生活も継続しなければなりません。
損をしないように、困らないように情報収集して欲しいと思います。
ご拝読ありがとうございます。
この記事が参加している募集
コメントいただきましたら、そのジャンルの記事を書いてみます。よろしくお願いします。