見出し画像

【連載小説】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~

697.【副読】★解説★三章 苦痛の葬送曲(レクイエム)人物紹介編(挿絵あり)

はじめての方はコチラ→ ◆あらすじ◆目次◆

本作は【堕肉の果て】第三章『苦痛の葬送曲レクイエム』の副読になります。
人物、スキル、アイテムなどの解説版となりますので更に理解を深め、お楽しみ頂ければ嬉しいです。
本編のネタバレ要素もありますので、まだ本編を未読の方はそちらから読んで頂く方が楽しんで頂けると思います。


 人物紹介編では、本編に登場するメインキャラの他、第三章で初登場のキャラクターの紹介をさせて頂きます。 ほとんどは第一章『悪魔たちの円舞曲ロンド』から登場している人物です。

人物紹介編

■ヒロイン、ヒーロー、ストーリーテラー(?)

【 観察者/幸福コウフク聖邪セイヤ 】

コユキ&善悪、光影ミツカゲ(みっちゃん)の孫、美雪&長短ナガチカの息子。(664話)
滅びる運命にある地球を救う方法を探してコユキ&善悪の人生を『観察』『経験』し続けている。
観察者が存在する時代では石化が進み、人々は死の恐怖に怯えながら生活しているらしい……
『悪夢が始まった世界を観察して、滅びの運命を回避させ地球に命の種を灯し続ける事が私の目的なのだ。』(505話)

【 茶糖サトウコユキ 】

本編のヒロインの『真なる聖女様』、ボボンババンドドーンの肉感的なグラマラス。
大きい人、太っちょミーティア、サンセンチ、横綱とも呼ばれる四十一歳女子。
一章の頃から比べると、様々な場面(ピンチ)において物怖じしない貫禄がでてきた。
何事にも動じない、どっしりと構えている風情が皆に安心感を与える事もしばしば。
『横綱』というより『親方』風味が漂う。
物語開始当初はわずか二十二貫に過ぎなかったコユキの体重は、遂に栄光の百貫、三百七十五キロを上回った。

【 幸福コウフク善悪ヨシオ 】

本編のヒーローで『聖魔騎士』、幸福寺の住職でありコユキの幼馴染で相方。
ハッピーグッドイーブル、オウコクノツルギとも呼ばれる。
フィギュア、武器、格闘オタクで料理上手な四十一歳男子。
ただのオタクでは無く、ここまでの戦闘訓練や悪魔との戦いに於いては持ち前の我慢強さや身体能力を発揮するなどかなり頼れるパーティーリーダー。
知略、謀略もお手の物。


■茶糖家に関わる皆さん

【 トシ子 (リヅパ) 】

トシ子婆ちゃん(見た目はギャル)、コユキの祖母で善悪の師匠。
アスタからもらったサパを飲み二十歳前後まで若返っている。
近所の駐在さん曰く、『皺は? 薄毛は? もっとこう老いさらばれていたでしょう、こう、後ちょっとだな、って感じでしたよね? まるで娘じゃないですかぁっ! 整形? アンチエイジング?』(603話)
幸福寺では野菜の直売所を出したり、アスタと一緒に畑の世話などをしている。

【 ツミコ 】

先々代の聖女のツミコ叔母さん、ヒロフミの妹でコユキの叔母。
聖女時代、相方の聖戦士は昼夜チュウヤだった。
アルコール依存症回復プログラムに通うも、未だアル中から脱却できずにいる茶糖家の居候。
家族曰く、性格破綻者…… だが、いざとなると戦闘力は結構高い。
ちょっと昔、モラクスと何やら縁があった様子。(542話)

【 リエ 】

コユキの妹(三女)、既婚者で一児の母。
旦那様は『緒川オガワ幸一コウイチ』。
パーティー『六道の守護者』のリーダーでもある。
元気でシャキシャキしている姉思いのキレイ系女子。

【 リョウコ 】

コユキの妹(次女)、既婚者で一児の母。
夫は『長田ナガタツヨシ』。
パーティー『オニギリ友の会』のリーダーでもある。
見た目や話し方はふんわりカワイイ系女子だが、たまにダークな一面を見せる事も。

【 ヒロフミ 】

コユキの父、引き籠り気味の農家のオヤジさん。
幸福寺では妻ミチエと共にお茶の直売所を出している。
食事とトイレとお風呂と仕事以外の時間はゲーム(ソニッ〇ヘッジホッグ)ばかりやっている。
が、そのファンタジー脳のおかげで魂の仕組みや魔法への理解は誰よりも早かった。

【 ミチエ 】

コユキの母、ヒロフミを支え続ける良き妻でもある。(たまに毒舌)
コミュ力が高く、いつも明るく振舞っているがコユキの結婚については常に心配している。

【 長田ながたつよし 】

リョウコの旦那様で自衛官 (レンジャー)。
レンジャーらしく(?)常に拘りのサバイバルナイフを持ち歩いている。
総合格闘技のジムにも通い、体を鍛え捲くっている様子。
パーティー『抵抗者レジスタンス』のメンバーになった。

【 緒川おがわ幸一こういち 】

リエの旦那様で怪しさマックスな輸入業者。
これまでにかなりの修羅場を潜り抜けてきたであろうアウトロー臭がすごい。
お気に入りのコルト1911のクローン、スミスアンドウェッソンのM945(いわゆる45マグナム)を愛用(?)している様子。
空手家でもある。
パーティー『抵抗者レジスタンス』のメンバーになった。


■幸福寺(幸福家)に関わる皆さん

【 昼夜ちゅうや 】

光影みつかげの父親でツミコの相方の聖戦士だった。
カーリーに殺されたとばかり思っていたら…… なんと! 昼夜は自ら望んでその身と自分のスキルをカーリーに譲渡したらしい。(509話)

【 幸福こうふく光影みつかげ 】

善悪の従兄弟いとこ昼夜ちゅうやの息子、観察者の祖父にあたる。
息子は長短ながちか
物理化学を生業にしており、難しいことを判り易く話してくれる頭の良い人。
コユキ&善悪と共に石化の謎解明に挑んでいる。

【 幸福こうふく長短ながちか 】

光影みつかげの息子で観察者の父にあたる。
上野動物園でコユキに出会ってからは『大きい人』と呼んで懐いている様子。
カバのジロー君とユイちゃんのことが大好き。

【 幸福コウフク美雪ミユキ 】

コユキ&善悪の一人娘で、観察者(幸福聖邪)の母。
幼い頃から普通の子の五~六倍食べ良~く肥えていた。(678話)
長じて後、幸福寺の庵主となり、長短、聖邪と共に旅立つ父母(善悪&コユキ)と悪魔達を見送った。(687話)

【 陰陽かげはる 】

善悪の祖父。
昼夜がカーリーにその身とスキルを譲渡しようとした時、トシコと共に必死に止めようとしたらしい。(509話)

【 清濁きよおみ 】

善悪の父親(パパン)。
現在はママンと共にハワイへ移住している。
昼夜がカーリーにその身とスキルを譲渡しようとした時、トシコ、陰陽かげはると共に清濁きよおみも昼夜を説得しようとしたらしい。(509話)

【 四桐しきり鯛男たいおと配下のオールスターズ 】

幸福寺檀家オールスターズのリーダーとそのメンバー、若手農家さんの集団。
善悪やアスタロト指導の元、魔力溢れる幸福寺で戦闘訓練を続けた結果、いつのまにやら身体能力も武器の扱いも自衛官や武器商人(ツヨシ&コーイチ)を上回ってしまっていた。(598、599話)
今後も他パーティーと同様『幸福寺オールスターズ』として活動を続けていく。

【 音成オトナリペス(♀) 】

幸福寺のお隣り、音成オトナリさん家の飼い犬、子犬を三匹生んだ。
子犬の父親は口白ではないか!? という疑惑が持ち上がったが、どうやら四桐しきり鯛男たいおさんちのポチが父親らしい。(556話)
クロシロチロ全員身に覚えがあったらしい事から、ペスちゃんは相当やんちゃな娘さんだと思われる。


■コユキ&善悪と縁があった皆さん

【 秋沢あきざわあきら 】

伊勢弁がトレードマークの松阪牛の育牛農家。 四十一歳。
愛知県松阪市で父親から引き継いだ秋沢農園を営んでいる。
たまにA5ランクのおいしいお肉を幸福寺へ送ってくれる。
若い頃は児童福祉の仕事に就いており、オンドレ&バックル、イラと関わりがあった。

【 辻井つじい道夫みちお 】

秋沢あきざわあきらの仕事仲間(JA勤務)であり通訳でもある。 四十一歳。
牛達の屠殺について悩み辞職を考えていたが、コユキと関わった事で思い直し今に至る。
コユキにあの『アライグマのキャップ』を進呈した、今思えばかなり重要人物。

【 吹木ふいぎ悠亜ゆあ 】

人気実力共に日本トップクラスのフィギュア原型作家。(いわゆる業界内のカリスマ)
若くて可愛らしい女性。
結城ゆうき氏を通して、善悪ハッピーグットイーブルと出会う。
幸福寺を訪れた際は結城ゆうき氏との間の子供を身篭っていた。
仕事柄か神話などにも詳しく、ヒロフミ同様彼女もまた現実世界のファンタジー化への垣根が低く、魔法の習得は早かった。

【 結城ゆうきあきら 】

フィギュア販売会社のお客様窓口担当の役員、四十一歳。
善悪のクレーム(?)を切欠に吹木ふいぎ悠亜ゆあと親密になる。
一見、悪魔達との戦いとは無縁に思える一般人の結城氏&吹木ふいぎ女史の元でも石化の影響が出始めていた。

【 結城ユウキペジオ 】

結城昭と吹木悠亜の息子、大人びた印象を受ける端正な顔立ちの男の子。
後の初代聖王、ユウキ・ペジオ。
観察者が古くからの友人に頼まれ、その姿を観察していた。(679話)

【 丹波たんばあきら 】

コユキの元お見合い相手、ウトゥックのラビスに憑かれた経験有り。
四十一歳の医師。
コユキにラビスを祓ってもらった時に出て来た赤い石と同じものが、不審死の患者の臓器から見つかり続けている! と幸福寺へ相談にやって来る。
コユキ&善悪、二人のアキラと共に石化の謎を解明し治療薬を開発しようと試みている。

【 オンドレ/虎大こだい 】

イラとルクスリアの息子、長男。
コユキの事を『姐さん』、善悪の事を『組長おやっさん』と呼ぶ。
団地爆発時の火傷痕は残っているものの、あのコユキも納得のカワイイ系イケメン。
バックルと共に北海道へ渡ってからカイムや弾ちゃん達と出会い、魔法も習得した。

【 バックル/竜哉たつや 】

イラとルクスリアの息子、次男。
コユキの事を『お姉さん』と呼ぶ。(610話)
団地爆発時はオンドレに守られ火傷はしなかったものの、顔にバッテン傷が残っている。
冷静沈着、涼しげな目元のクール系イケメン。
オンドレと共に北海道へ渡り、カイムからは生活魔法を教えてもらっている。

【 狩野かりの猟師りょうじ 】

コユキ&善悪とは富士の樹海で出会った。
マッシュフェスティボーの際に鹿肉を提供してくれた初老の猟師。
野生動物達が魔獣化していることを懸念し、ヤマネと共に幸福寺にやって来た。(597話)
猟師でありながら合気道の師範でもある、なかなかに戦闘力の高い人物。
パーティー『抵抗者レジスタンス』のメンバーになった。

【 民生たみおまもる 】

大茶園に唯一ある派出所、交番勤務のポリスマン。
静岡県警の地域課で職務を全うして来た真面目なお巡りさん。(600、601話)
コユキとはストーカー(?)騒ぎからの顔見知りで、正義感溢れる人物。
パーティー『抵抗者レジスタンス』のメンバーになった。

【 馬糸ばいと信也しんや 】


 コユキ曰く、『ハーフっぽいイケメンのストーカー』で『七三黒メガネ真面目』。
現在は大茶園に一軒のみあるコンビニの店員(日中の勤務)として働いている元バンドマン。(601話)
金髪だった頃に野生のアライグマに餌を与えるコユキに一目ぼれし、後をつけた結果ストーカーに間違われてしまったが、その後もコユキとお見合いをするために頑張ってきた一途な男性。
パーティー『六道りくどうの守護者』のメンバーになった。

【 椎名しいな傍也そばや 】

静岡県静岡市にある『中華飯店 椎名』の店主。
奥様(故 椎名しいな竹代ちくよ)に先立たれ後は店を一人で切り盛りしていた。
客も減ってしまったため店をたたもうと考えていた所、大盛りチャレンジをしたコユキを目撃し興味を惹かれて店に入った若者 (インフルエンサー)を切欠に店は再び活気を取り戻した。
コユキ&善悪&悪魔達が旅立った後は、北へ向かう『六道の守護者』と『オニギリ友の会』に料理番として同行する。

【 満腹ウォーリアー 】

本名は不明、大食いチャレンジ時の通り名らしい。
『お腹一杯、もう食べれないよぉ!』的な所からジワジワ食べ続けるタイプ。
コユキが現れるまでは、無敵の王者だった様子。
しかし…… 彼が『味より量 ジャンボピザの店 大味』で叩き出した記録を破ろうとする刺客が現れたところを見るとライバルは多そうである。

【 腹ペコソルジャー 】

満腹ウォーリアーのことを『兄貴ィ』と呼ぶ舎弟っぽい男性。
名前からして、彼もまた大食いチャレンジャーらしい。

【 アリシア・ニルソンとラーシュ・ヨハンソン 】

ルキフェルのアートマンの後継者たる前任者で、真なる聖女と聖魔騎士のパイセンでもある。
立派でやさしい聖女と聖魔騎士だったが…… アムリタを半分ずつ飲んだことで魂のアートマン化には成功したが、『おたんちん』になってしまったらしい。(590、593話)

【 キャシーとウィル 】

アメリカの聖女と聖戦士。
キャシーはコユキ中学校時代からの友人であり、お互い聖女となった今でも親しくしている。
ウィルと善悪は何だかんだ言いながらも良き友人になっている様子。(687話)

【 ナターシャ(ターシャ)と、ピョートル(ピーター) 】

ロシアの聖女と聖戦士、ナターシャは各国聖女のリーダー的な存在で結界術が得意。
一人息子はニコライ、その長女が転移系のスキルを持つエカテリーナ(カトリーヌ)。(689話、690話)

【 ワン 】

大柄な中国の聖女、飛行術が得意。(689話)


拙作をお読みいただきありがとうございました!


この記事が参加している募集

励みになります (*๓´╰╯`๓)♡