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リスクが多い海外大学留学

海外大学留学経験者の立場で
当時を振り返ってみると
実にリスクが多かったなと感じています。


私が海外大学留学を選んだ背景

簡潔にお伝えすると、
高校の成績が悪く 国内では期待できる進学ができそうになかったから。

高卒または国内でFラン大学や専門学校に通う
より海外大学に進学する方が
「いいことがありそう」という
淡い期待から 海外大学留学を決めました。

なぜ中国語圏だったのか?

当時は国内の製造業が
中国に生産拠点を次々と設立しており
「これからは中国」と言われている時代でした。

また、中国語と日本語の漢字の親和性や、
留学費用が欧米に比べて安いということなど
自分にとってメリットが大きいと思ったからです。

結果はどうだったのか?

もともと卒業後は日本に戻り就職する計画で、
計画通り日本で希望する業種・職種に就くことができました。

就活当時 国内製造業が海外進出を推し進めておりグローバル人材の確保に躍起になっていました。
中でも中国は重点国で中国語圏大学卒業生のニーズが想像以上にありました。

何が言いたいかというと

単にタイミングと運がよかっただけ
綿密な計算も計画もしていたわけではなく
結果としてよかっただけ
今考えると恐ろしいです。

何がリスクなのか?

卒業をすればメリットは多いのですが、
卒業に至るまでがいばらの道。
自分は思っていたより数倍きつかったですね。

「あきらめる」きっかけが多い

まず、多くの留学生が「留学生枠」という
現地学生とは異なる評価軸で入学をしています。

現地学生と比較して
ただでさえ語学力で劣るのに学力も下駄を履いている状態の人が多いのが現状で
授業についていけない 単位が取れないなど
成績に苦しめられる事が常態化します。

とにかくしんどい

周りの友達は普通に単位を取っていく中自分だけ単位が取れない
次年度以降一人で下級生に交じって授業を受ける
それが1つではなく複数・・・

日本で大学に通っている友達は苦労せず単位を取っていて毎日楽しそうに過ごしている 
それに比べて自分は みたいな心情になりやすく
「もし日本にいたら」のような妄想が駆け巡ってしまうのです。(自分の体験談ですが)

やめてしまえばただの高卒

言語面・学力面で周囲に比べて不利の状況で、
友達ができるかはご縁なので運しだい。

私の場合、運よく友達に恵まれ
語学面・学習面で多大なサポートを得ることができましたが 孤軍奮闘するにはあまりにも厳しい環境なのです。
私の周囲には大学をやめてしまった日本人留学生が複数人いました。

労働市場にニーズはあるのか?

大学卒業はゴールではなくただの通過点。
就職を考えた時に自身の経験や能力は労働市場でニーズはあるのでしょうか?

語学力は重要なアピールポイントの1つになるのですが英語以外の言語はかなりニーズが絞られます。

といっても、
国内で新卒入社を狙うのであれば、
語学力以外にアピールできるポイントはいくつもあるのでどう成果を組み立てるかは工夫次第でどうにでもなります。

現地や第三国で働くのであれば、
また事情は異なると思いますが
現地採用の経験がないのでこの辺りの事情は経験者や詳しい方に聞いてみてください。

やりきる覚悟

海大大学を中退するということは
国内大学を中退するのとは
受ける印象が異なります。

大学と留学2つをやめたことになるので、
何をやってもやめてしまうんだろうなと
思われてしまいがち。

海外大学に入学すること自体はそこまで難しくないのですが 入学してしまったら、
やめるも地獄 卒業するも地獄
海外大学留学は地獄に足を踏み入れると同じようなこと と言っても過言ではありません。

それでもあなたは海外大学に留学しますか?

まずは情報収集をすること。
留学を斡旋してくれる人が言うことに加えて、
経験者の話はしっかりと聞いた方がいいですね。
今はSNSがあるので比較的情報は収集しやすいはず。

私の経験からお伝えすると、
海外大学留学は地獄に足を踏み入れるのと同じようなもの。「計画と覚悟」この2つが揃わないとお勧めしません。

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