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【なぜ2021年マリノスが優勝できなかったのか?】フロンターレとの差を2021年と2019年の成績から確認してみよう!

こんにちは、よたろです。

今回は、2021年の「川崎フロンターレと横浜Fマリノスの差を紹介したいと思います」を紹介したいと思います。

マリサポの私としては、2021年、なぜマリノスが優勝できなかったのか、気になりました。2019年優勝したマリノスですが、それと同じくらいの結果を2021年も出せたと思っていました。それでも優勝できないのはなんで?となったので、少しデータを整理してみました!

フロンターレが優勝した2021年の成績と、マリノスが優勝した2019年の成績を比較して、どんな変化があったのか、という観点から、2021年マリノスが優勝できなかった理由を調べてみました。

また、フロンターレとマリノスの2022年の改善ポイントもまとめてみました。それでは、実際にまとめたデータをみていきましょう!

注意事項

今回分析で使用したデータセットは私個人が作成したデータセットになっており、公式記録とは異なります。そのため、誤ったデータが含まれている可能性があることや、人によって解釈が異なるデータも含まれていることにご注意ください。データセットの作成方法や中身に関しては、過去の記事で公開しておりますので、ご確認ください。

マリノスとフロンターレの2021年と2019年の成績を比較

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この表に、2021年と2019年のJリーグの成績を持ってきました。
上2行にフロンターレの成績を、下2行にマリノスの成績を持ってきました。それそれ2021年のデータと2019年のデータを持ってきました。成績は、順位、勝ち点、試合数、勝利回数、引き分け回数、敗戦回数を整理してます。

まず、順位からみていきましょう。フロンターレは2021年は1位、2019年は4位という成績でした。次に、マリノス。2021年は2位、2019年は1位という結果です。それそれフロンターレは2021年に、マリノスは2019年に優勝していることがわかります。

では、次に試合数に注目しましょう。2021年は38試合、2019年は34試合です。これは、2021年J1のチーム数が2チーム多かったため、試合数も異なっております。
そのため、勝ち点や勝利回数などを比較する際に、試合数が異なると比べにくいですね。そのため、それそれ数値を変換してみました。

勝ち点については、1試合あたりの勝ち点に。勝利回数は、勝率に。引き分け回数か、分率に。敗戦回数は、負率に。それぞれ変換し、2021年と2019年のデータを比べやすくしました。それがこちらの表になります。

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こちらの表では、上3行にフロンターレの成績を、下3行にマリノスの成績を持ってきました。先ほど、変換した、1試合あたりの勝ち点、勝率、引き分け率、負け率を持ってきました。
ちなみに、この勝率+引き分け率+負率=100%になります。

そして、それぞれ一行追加して、差分という行を作っています。この差分は、2021年の成績から2019年の成績を引いた数値を持ってきております。2021年の方が数値が大きくなっているところは、青色で、数値が小さくなっているところは赤色で示しています。

この表で2021年は2019年と比べてどんな変化があったのか確認していきましょう。まずはフロンターレから。
2021年の1試合あたりの勝ち点が2.42, 2019年は1.76であることがわかります。2021年の2.42という数値、やばくないですか?勝利した時にもらえる勝ち点が3なので、2.42はほとんどの試合で勝利していることがわかりますね。2021年は1試合あたりの勝ち点が0.66増えていることがわかります。0.66というのは、とても大きな成長を表していると思います。

次に勝率をみていきましょう。勝率は、2021年の1試合あたりの勝ち点が73.7%, 2019年は47.1%であることがわかります。勝率がなんと26.6%も増えてます!なんと素晴らしいことか。

その分、引き分けと負け率がそれぞれ-14.2%と-12.4%に下がっています。つまりです。引き分けと負けていた試合を勝利に持っていく試合数が格段に増えたことをさしています。

フロンターレが2年間で凄まじい成長を遂げていたことがわかりますね。鬼木監督、さすがです。

次に、マリノスについてみていきましょう。
2021年の1試合あたりの勝ち点が2.08, 2019年は2.06であることがわかります。2021年は、2019年の優勝した年よりも1試合あたりの勝ち点が微小ながら高いことがわかりますね。ここから、マリノスも弱くなったわけではなく、着実に成長していることがわかります。

次に勝率をみていきましょう。勝率は、2021年の1試合あたりの勝ち点が63.2%, 2019年は64.7%であり、差分は-1.5%でした。若干ですが、勝率が下がっていますが、大きくは変化がないことがわかりました。

次に、引き分け率もみましょう。2021年の1試合あたりの勝ち点が18.4%, 2019年は11.8%であり、差分は6.7%でした。つまり、引き分けの試合数が増えているということですね。

最後、負率もみましょう。2021年の1試合あたりの勝ち点が18.4%, 2019年は23.5%であり、差分は-5.1%で、負ける試合数は減っていることがわかります。つまり、2019年から2021年にかけて、マリノスの成長ポイントは、負けていた試合を引き分けにする試合数が増えたということですね。

つまり、結論としては、

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マリノスが弱くなったわけではない、
フロンターレが強くなりすぎた。

ですね。

マリノスは優勝した2019年と比べて、2021年は着実に成長してました。ただ、それをもっと上回るほどにフロンターレが成長していた、ということになります。

まあ、そんなことわかっていたよ、という方もいらっしゃると思うので、2022年、マリノス、またフロンターレがどこを改善すれば、より成績がよくなりそうなもまとめてみました。

具体的には、引き分けた試合と負けた試合をそれぞれ簡単に分析して、改善ポイントをまとめてみました。

まずは、引き分けた試合からみていきましょう。

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2021年の引き分けた試合を3つに分類してみました。

0-0で引き分けた試合、負けていたけど追いつかれて引き分けた試合、勝っていたけど追いつかれて引き分けた試合です。そして、一番下に2021年の引き分けた試合数を記載してます。

まず、マリノスからみていきましょう。0-0で引き分けた試合は1回、追いついた試合は3回、追いつかれた試合は3回でした。このうち、改善ポイントとしては、追いつかれた試合と考えてます。なかなかマリノスのサッカーは対策されがちなので、負けている状態から対策されている守備を突破して追いついて逆転まで持っていくよりも、追いつかれないように、より得点を奪って、得点差を広げることができれば、引き分けの試合数を減らし、勝利数を増やすことができると考えております。

次に、フロンターレについてみていきましょう。0-0で引き分けた試合は1回、追いついた試合は2回、追いつかれた試合は5回でした。フロンターレは、改善点が明確ですね。マリノスの改善ポイントと同様に、いかに追いつかれないで、勝利できるか、がさらに強くなるポイントになりそうです。

最後、負けた試合から改善ポイントをみていきましょう。

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2021年の負けた試合を2つに分類してみました。

1点差で負けた試合、2点差以上で負けた試合で分類してます。そして、一番下に2021年負けた試合総数を記載してます。

まず、マリノスから、1点差で負けている試合が4試合、2点差で負けている試合が3試合でした。このうち改善ポイントは、1点差で負けている試合でしょう。この試合をいかに引き分けに持っていくか、これが改善ポイントになるでしょう。マリノスは選手層が厚いので、交代選手に最後の最後、一点差を追いつける試合を増やしてほしいと期待してます。

また、2点差以上で負けている3試合については、調べてきたところ、開幕戦のフロンターレ戦とホームとアウェイの鹿島戦でした。いや、もう鹿島アントラーズ戦は、もうどうしましょうね。引き分けることができたら、万々歳ということでいいでしょうか。鹿島戦はもう、ね。

ということで、まずは、1点差で負けている状態からなんとか引き分けに持っていく試合数を増やすことに期待したいですね。

フロンターレについては、負けの試合については、言うことないですね。2試合しか負けてないって、どういうことですか。凄過ぎますね。2022年もこれを継続できるか、くらいしか期待することはなさそうですね。これ以上を求めることは難しそうですね。

おわりに

今回は、フロンターレとマリノスの差を2021年と2019年の成績から振り返っていきました。

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記事を読んでいただき、ありがとうございました。わかりづらい点や感想などございましたら、ご指摘をお待ちしております!

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