見出し画像

[38. 川崎フロンターレ戦] 2021年J1リーグの横浜Fマリノスをデータ分析する日記

1位の川崎フロンターレと2位の横浜Fマリノスの最終節。レベルの高いサッカーがJリーグの最終節で90分間見ることができ、とても満足しています。今節の試合の得失点データも含めて、下記のTopicについてNoteを書きたいと思います。

■Topic
1. 得点王の前田大然、波はあったがシーズン通じて得点を量産!
2. 今シーズン珍しいFKからの得点。マリノスの時代の変化を感じる。
3. ブンちゃんのボールロストが失点に。今シーズンはDFやGKのボールロストが失点に直結した試合は勝てない!?

1. 得点王の前田大然、波はあったがシーズン通じて得点を量産!

今シーズンのJ1得点王は、前田大然選手とレアンドロダミアン選手の2人です。おめでとうございます!
ここでは、前田選手とダミアン選手の得点推移の比較と、前田選手を含むマリノスの得点ランク上位陣の得点推移の比較をしましたので、紹介します。

まずは、前田選手とダミアン選手の得点数推移を比べてみましょう。

スクリーンショット 2021-12-05 20.42.44

2人の得点数の積み上げ方は、若干特徴が異なります。グラフの内容を簡単にまとめます。

■前田大然
・ハットトリック2回
・スタートダッシュに成功
・停滞期が長め
■レアンドロダミアン
・継続的な得点の積み上げ
・終盤の追い上げに成功
・停滞期が短め

お互いに特徴がありますね。前田選手はやや波があり、ダミアン選手は継続的なタイプのようでした。

次に、マリノスの得点ランク上位4選手(前田大然、オナイウ、レオセアラ、マルコス)の得点数推移のグラフを確認します。

スクリーンショット 2021-12-05 20.44.48

前田選手、オナイウ選手、レオセアラ選手は、各々爆発的に活躍する時期がありました。マルコス選手は、年間通じて定期的に得点を重ねることができてます。オナイウ選手の移籍もありましたが、4選手でバランスよく得点を積み上げており、良い攻撃陣が揃っていたとわかりました。

2. 今シーズン珍しいFKからの得点。マリノスの時代の変化を感じる。

前田選手の得点の起点は珍しくFKからでした。私のデータセットでは、今シーズンのFKからの得点は3回。特に、直接FKはレオセアラ選手の得点だけです。

スクリーンショット 2021-12-05 20.53.27

私のデータセットで記録したFKからの得点一覧

今シーズンのFKからの3得点は下記の動画からご覧いただけます。

ここ3シーズン通して、FKからの得点は少ない傾向があります。2020年は2得点、2019年も2得点と、今シーズンよりも少ないデータです。(詳しくは下記のNoteをご覧ください。)

2010年頃からマリノスの試合を本格的に見始めた私からすると、俊輔のFKからの得点が目立つシーズンが長く続いた記憶があります。俊輔がチームを離れ、選手や監督も入れ替わり、2021年シーズンを終えたマリノスをみて、時代が変わってきたんだな、と実感しました。面白くて魅力的で強いチームになったなーと。

3. ブンちゃんのボールロストが失点に。今シーズンはDFやGKのボールロストが失点に直結した試合は勝てない!?

今節の失点は、ティーラトン選手のボールロストからの失点でした。今シーズンはDFからのボールロストによる失点が目立ちました。なお、失点に直結するボールロスト数では、ティーラトン選手が1位でした。

スクリーンショット 2021-12-05 21.00.55

私のデータセットでの失点直結ボールロスト数ランキング

上記の4選手のボールロストが失点に直結したシーン一覧を下記に示します。

スクリーンショット 2021-12-08 21.54.06

上位4選手(ティーラトン、畠中、高丘、チアゴ)の
失点直結ボールロスト一覧

上記の図のカラム名の詳細な説明は省略しますが、大きく見えたことは3点あります。

・上位4選手のボールロストによる失点時は、勝利した試合がない!
・アウェイ戦でDFやGKがボールロストして失点しがち
・DFやGKがボールロストした後、10秒以内に失点した回数が6割以上

特にびっくりしたのが、上位4選手のボールロストによる失点時は、勝利した試合がないことです。GKやDFによるボールロストで失点すると、チームの調子が悪いことを表していたようです。

注意事項

今回分析で使用したデータセットは私個人が作成したデータセットになっており、公式記録とは異なります。そのため、誤ったデータが含まれている可能性があることや、人によって解釈が異なるデータも含まれていることにご注意ください。データセットの作成方法や中身に関しては、過去の記事で公開しておりますので、ご確認ください。

おわりに

今回は川崎フロンターレ戦までの得失点データを簡単に振り返りました。ここまで読んでいただき、ありがとうございます。

今シーズンもJ1リーグが終了しました。昨年の12月から描き始めたNoteを今日まで続けることができました。今年は「2021年シーズンのリーグ戦について、マリノスの得失点データを記録し、超簡単な考察を文章でNoteに書くこと」を目標の一つに掲げ、トライしてみました。Noteの内容の質は激甘な内容で、読者目線の文章には到底遠いですが、リーグ戦38試合ある中で継続してNoteを投稿し続けられました。続けることで学びが多く、アウトプットの重要さを再認識できた一年でした。年末年始休みを使って、今年一年の振り返り、学んだことをNoteにまとめようと思います。

記事を読んでいただき、ありがとうございました。わかりづらい点や感想などございましたら、ご指摘をお待ちしております!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?