見出し画像

詩)地球儀を回す

この国は狭過ぎるという言い訳
この国はなんて言うほど
本当は何にも知らないくせに


格好の悪さと向き合う事も出来ず
窓の外ばかりを見つめていた
現実すらまともに見えていないのに
一体どこの世界を覗いていたのか

歳をとった分だけ解る事は増えても
同じ数だけ絡まった知恵の輪が増えた
時計の針は止まらず今日も動いている

投げやりな気持ちが地球儀を回す
緑と青が綺麗なグラデーションを作る
目の前で回るこの星を見ていたら
明日は明日の風が吹くと
ちっぽけな自分が馬鹿らしくなった

この記事が参加している募集

スキしてみて