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詩)罪

幼き日に捕まえた虫
暴れる命をその手で押さえ込み
もげてしまった脚
破れてしまった羽
奪ってしまった身体と自由
罪悪感はすぐに消えて
捕獲した優越に浸る

小さな命は
足をもがれても
羽をもがれても
生への執着を捨てず
その灯火が消える迄
もがき続ける

幼子は罪の重さを知る由もなく
笑顔のまま次の犠牲者を探す
小さな命は
叫ぶ事も赤い血を流す事もない

償う事なく時は過ぎて
無邪気な罪人はいつの間にか
大人になっていく

今、手の中にあるものは
叫びもすれば赤い血も流す

灯火…ともしび 由…よし
過去作のリメイクです。

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