詩)勝ち負け
勝ったり負けたり
生きていれば色々あると納得して
昔の事を思い出しては余韻に浸り
明日の事を思っては沈んでみたり
勝ち負けの定義は何処にあるのか
いったい何に勝って何に負けるのか
審判なんてどこにもいない
勝ち負けなんて自己判断に過ぎない
勝ち名乗りなんて必要ない
静かな戦いに静かな勝利
誰かの歓声や称賛も要らない
勝ち方なんて拘りは捨てて
泥だらけの傷だらけでいい
情けなく泣きべそをかいても
誰かに笑われたって構いはしない
狡いと言われようとも
生き続けている限り負けは認めない
塞いで…ふさいで 拘り…拘り 狡い…ずるい