詩)言葉に託す
言葉に想いを込めてはいけない
言葉に希望や絶望を込めてはいけない
言葉はどれだけ美しく着飾っても
言葉に過ぎず
それ以上でもそれ以下でもない
身勝手な自慰行為は醜く
見え隠れする事は滑稽だ
言葉が滑稽ではなく
その思いに隠されるべき
執着や未練が欲望の塊に見える
即ち己の存在が滑稽なのだ
言葉には何も込めずに
ただ託すべきだ
如何様に伝わるかはわからない
如何様に伝わったとしても
ただ託せばいい
今日も優しくありますようにと
幸せの意味を考えずとも感じられますようにと
差し伸べられた手を掴めますようにと
貴方が貴方のままでいられますようにと
この作品は“ことば展覧会”に参加しています。
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