詩）何も知らない

何も知らないくせにと言われ
悩み、悲しみ、孤独に落ちる

世界は貴方の上っ面だけを舐めて
あたかも貴方の全てを理解したかのように
毅然と振る舞っているだけなのに

自信に溢れた笑いに騙されて
貴方は貴方らしさを探す旅に出る

そんなものは見つかるのだろうか
貴方らしく、自分らしく
らしさなんて存在に会えるのだろうか

本当に貴方は何も知らないのか
そして、世界は何を知っているというのか
何も知らないくせにと言われたら

私は何も知らない事を知っている
今から知らない事を知っていく
そして私は何者にでもなれると
笑い飛ばしてみて欲しい

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