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詩)線引き

人は何かにつけて線を引く
人と人との関係性であったり
自分の限界であったり
現実と夢の境目だったり

本当に線を引く訳ではない
心の何処かに自身で枷を作り
それを犯してはならない禁の様に扱う

実在する線を超えて行くわけではない
線は曖昧で心のありよう次第で
いとも簡単に超えられてしまう
目安であって不可侵なものではない

自分のご都合次第で引ける線だが
時に言い訳に使い
時に正当な理由に使う
たかだか虚像の産物にいったい
どれほどの力があると言うのだ

虚像の産物ならば越えていけばいい
越えられぬ訳は無いのだから
痛みを伴う線もあるだろう
何かを壊してしまう線もあるだろう
線の中にある安心が超えて行く事への
不安に勝りその一歩が踏み出せないのか
それでもたった一歩だ
きっと線を越えてからしか
わからない世界があるはずだ

最後までお付き合い頂き
ありがとうございます。
おすすめの詩をまとめてますので
宜しければ御一読下さい。

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